保育士の過去問
平成31年(2019年)前期
社会的養護 問34

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問題

保育士試験 平成31年(2019年)前期 社会的養護 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「情緒障害児短期治療施設運営指針」(平成24年3月 厚生労働省)における治療目標に関する記述の一部である。正しい記述の組み合わせを一つ選びなさい。

注)情緒障害児短期治療施設は、平成28年の「児童福祉法」改正により児童心理治療施設と改称されている。

A  子どもへの治療は、経験主義的アセスメントに基づき、個別のニーズに沿って、説明と同意のもとに行われる。
B  治療目標は子どもの状況に応じて子ども、保護者及び児童相談所等の関係者と相談しながら決めていく。
C  治療は、子どもの同意のみならず、保護者を治療協力者ととらえ、保護者に児童の状態及び能力を説明し治療方針の同意を得ながら進めていく。
D  心理療法は個人療法、集団療法など様々な技法から保護者の意向に合わせて組み合わされるほか、心理教育や性教育プログラムなど特別なプログラムも必要に応じて行われる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

Aは不適切です。
「情緒障害児短期治療施設運営指針」5-(1)-③において、「子どもへの治療は、医学的、心理学的、社会学的アセスメントに基づき、個別のニーズに沿って、説明と同意のもとに行われる。」と記載されています。したがって問題文の「経験主義的アセスメント」という箇所は誤りです。

Bは適切です。
「情緒障害児短期治療施設運営指針」5-(1)-③において、「治療目標は子どもの状況に応じて子ども、保護者及び児童相談所等の関係者と相談しながら決めていく。それぞれの子どもの治療目標はあるが、共通の目標は、子どもの心の葛藤や混乱を和らげながら、子どもが社会の中でいきいきと自信をもって自分の生活を送れるようになることである。」と記載されています。

Cは適切です。
「情緒障害児短期治療施設運営指針」5-(1)-③において、「子どもへの治療は、医学的、心理学的、社会学的アセスメントに基づき、個別のニーズに沿って、説明と同意のもとに行われる。治療は、子どもの同意のみならず、保護者を治療協力者ととらえ、保護者に児童の状態及び能力を説明し治療方針の同意を得ながら進めていく。」と記載されています。

Dは不適切です。
「情緒障害児短期治療施設運営指針」5-(1)-③において、「子どもへの治療は、医学的、心理学的、社会学的アセスメントに基づき、個別のニーズに沿って、説明と同意のもとに行われる。治療は、子どもの同意のみならず、保護者を治療協力者ととらえ、保護者に児童の状態及び能力を説明し治療方針の同意を得ながら進めていく。」と記載されています。したがって問題文の「保護者の意向に合わせて」という箇所は誤りです。

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02

Aの記述は不適切です。
情緒障害児短期治療施設においては、子どもへの治療は経験主義的アセスメントではなく、『医学的、心理学的、社会学的アセスメント』に基づき行われます。

Bは適切な記述です。

Cは適切な記述です。

Dの記述は不適切です。
治療は保護者の意向に合わせて行われるのではなく、保護者に児童の状態及び能力を説明し、治療方針の同意を得ながら進めていきます。

よって正解の正しい記述の組み合わせはB Cの4となります。

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03

正解は4です。

「情緒障害児短期治療施設運営指針」の5.治療・支援のあり方の基本 の(1)基本的な考え方③治療目標の内容です。

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