保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
子どもの保健 問106
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問題
保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問106 (訂正依頼・報告はこちら)
次のA ~ Eは、保育所での子どもの健康に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもの体調不良時には、保護者から預かった市販薬を飲ませる。
B 慢性疾患児の受け入れには、主治医、嘱託医、療育機関、保護者等との連携を十分に保つ。
C 子どもがけいれんを起こした場合は、横向きに寝かせて衣類を緩め、けいれんの持続時間を測る。
D 子どもがぜんそく発作を起こしたので、布団の上に仰向けにして寝かせた。
E 障害のある子どもに対しては、バリア・フリーやユニバーサル・デザインの発想を大切にする。
A 子どもの体調不良時には、保護者から預かった市販薬を飲ませる。
B 慢性疾患児の受け入れには、主治医、嘱託医、療育機関、保護者等との連携を十分に保つ。
C 子どもがけいれんを起こした場合は、横向きに寝かせて衣類を緩め、けいれんの持続時間を測る。
D 子どもがぜんそく発作を起こしたので、布団の上に仰向けにして寝かせた。
E 障害のある子どもに対しては、バリア・フリーやユニバーサル・デザインの発想を大切にする。
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この過去問の解説 (3件)
01
A:×
保育所保育指針に「保育所において子どもに薬(座薬等を含む。)を与える場合は、医師の診断及び指示による薬に限定する。」と記されています。
B:〇
保育所保育指針において「⑧個別的な配慮を必要とする子どもへの対応」として記されています。
C:〇
けいれん時はおう吐物などを喉に詰まらせる危険性があるので、横向きに寝かせます。呼吸しやすいように衣服をゆるめ、時間を計測します。
D:×
仰向けに寝るより、少し体を起こしている方が楽に呼吸ができます。
E:〇
バリアフリーは、障害者・高齢者などに配慮した整備デザインです。一方、ユニバーサルデザインは、障害者や高齢者に限らず、すべての人を対象に使いやすいものを作るという発想から生みだされました。
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02
A 子どもの体調不良時に市販薬を飲ませるのはよくありません。投薬をする時は嘱託医やかかりつけ医の指示のもと、病院で処方された薬を飲ませます。
B 適切です。慢性疾患児の受け入れには、主治医、嘱託医、療育機関、保護者等との連携を十分に保つことが重要です。
C 適切です。 子どもがけいれんを起こした場合は、横向きに寝かせて衣類を緩め、けいれんの持続時間を測ります。
D ぜんそくの発作は仰向けの姿勢よりも横向きの方が楽になることが多いです。
E 適切です。障害のある子どもに対しては、バリア・フリーやユニバーサル・デザインの発想を大切にするなど一人ひとりに合った配慮をすることが大切です。
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03
A ×
「保育所保育指針 解説」
第3章 健康及び安全
1 子どもの健康支援
(3)疾病等への対応
⑤与薬に関する留意点 に、
保護者から薬を預かって与薬する場合、
市販薬ではなく、
医師の診断及び指示によるものに限定される、
と書かれています。
B ○
「保育所保育指針 解説」
第3章 健康及び安全
1 子どもの健康支援
(3)疾病等への対応
⑧個別的な配慮を必要とする子どもへの対応
【慢性疾患児への対応】 に、
かかりつけ医や保護者との連絡を密にし、
全職員が共通理解を持つ必要が
あると書かれています。
また、児にかかわる療育機関や市町村などとも、
十分な連携を保つ必要があります。
C ○
子どもがけいれんを起こしたときは、
万が一嘔吐した際に、吐物で誤嚥しないよう、
横向きに寝かせて衣類を緩め、
けいれんの持続時間を測っておきます。
D ×
子どもが喘息発作をおこしたときは、
布団に仰向けにして寝せるよりも、
横向きになったり、
頭をあげ、体を起こす、または、
椅子に座ってテーブルに肘をついている
(起座位)ほうが
楽に過ごせることが多いです。
E ○
バリアフリーとは、
障害者等が生活していく上で
障壁(バリア)となるものを
なくしていこうとする考え方を指します。
また、ユニバーサルデザインとは、
障害の有無や性別、年齢等にかかわらず、
誰もが利用しやすいデザインを指します。
それらの発想を大切にしながら
保育園での生活を送ることができれば、
子どもにとって、
成長の機会となるものと考えられます。
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