保育士の過去問
令和元年(2019年)後期
子どもの保健 問119

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問題

保育士試験 令和元年(2019年)後期 子どもの保健 問119 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(2018年8月1日版)に示されている記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  おたふくかぜワクチンは、生後12か月から行う定期接種である。
B  B型肝炎ワクチンの定期接種(ユニバーサルワクチン)は、出生直後に開始し合計3回接種する。
C  肺炎球菌(PCV13)ワクチンは、合計4回接種する。
D  ロタウイルスワクチンには1価のものと5価のものとがある。
E  インフルエンザ菌B型(Hib)ワクチンは、生後2か月から接種する。
※ 日本小児科学会の予防接種推奨スケジュールの最新版は、2023年4月版になります。
この設問は2019年に出題された設問になります。
<参考>
  • A:○  B:○  C:○  D:○  E:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○  E:×
  • A:×  B:○  C:○  D:○  E:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○  E:○
  • A:×  B:×  C:×  D:×  E:○

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この過去問の解説 (3件)

01

Aは×です。

おたふく風邪ワクチンは任意接種となっています。

Bは×です。

出生直後ではなく、生後2ヵ月から4週間隔で2回、さらに1回目の接種から20週以上経ってから1回の計3回接種することが推奨されています。

Cは○です。

適切な記述です。

肺炎球菌ワクチンは、生後2カ月から4週間隔で3回、生後12~15ヵ月未満に4回目を接種することが推奨されています。

Dは○です。

適切な記述です。

ロタワクチンには、ヒトロタウイルスを弱毒化した1価生ワクチンと、ウシ-ヒトロタウイルスの遺伝子組み換えにより弱毒化した5価生ワクチンがあります。

1価ワクチンは2回、5価ワクチンは3回経口接種します。

Eは○です。

適切な記述です。

インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンは、生後2カ月から接種を開始し、4~8週間隔で3回、3回目から7ヵ月~13ヵ月以上あけて4回目を接種することが推奨されています。

よって正解の組み合わせはA:×  B:×  C:○  D:○  E:○となります。

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02

A ×

おたふくかぜワクチンは、

任意接種です。

生後12ヶ月から行うことができます。

B ×

B型肝炎ワクチンの定期接種

(ユニバーサルワクチン)は、

生後2ヶ月から開始し、

合計3回接種します。

出生直後から合計3回接種するのは、

母子感染予防の場合です。

C ○

肺炎球菌(P C V13)ワクチンは、

生後2ヶ月から合計4回接種します。

D ○

ロタウイルスワクチンは、

1価のものと5価のものがあります。

ロタウイルスには複数の種類があります。

そのうちの1種類を利用したものを1価、

5種類を使用したものを5価といいます。

どちらを使用しても、

予防効果に差はないとされています。

なお、ロタウイルスワクチンは、

令和2年10月1日より定期接種化されます。

E ○

インフルエンザ菌B型(Hib)ワクチンは、

生後2ヶ月から4回接種します。

参考になった数13

03

正解はA:×  B:×  C:○  D:○  E:○です。

A おたふく風邪のワクチンは1歳から接種することができます。

B B型肝炎ワクチンの定期接種(ユニバーサルワクチン)は生後2ヶ月から行い、0歳の内に3回接種することが必要です。

C 適切です。肺炎球菌(PCV13)ワクチンは、生後2ヶ月から合計4回接種します。

D 適切です。ロタウイルスワクチンには1価のものと5価のものとがあります。

E 適切です。インフルエンザ菌B型(Hib)ワクチンは、生後2か月から接種します。

参考になった数8