保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
保育原理 問16
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問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 保育原理 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、諸外国の幼児教育・保育に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「ラーニング・ストーリー」は、子どもたちの育ちや経験を観察し、写真や文章などの記録を通して理解しようとする方法であり、自らも保育者であったマーガレット・カー( Carr, M.)を中心にニュージーランドで開発された。
B 1965年に、スウェーデンで開始された「ヘッド・スタート計画」は、主に福祉的な視点から、貧困家庭の子どもたちに適切な教育を与えて小学校入学後の学習効果を高めることを意図した包括的プログラムである。
C イタリアのレッジョ・エミリア市では、第二次世界大戦後、ローリス・マラグッツィ( Malaguzzi, L.)のリーダーシップのもと、独創的な保育の取り組みが進められてきた。
A 「ラーニング・ストーリー」は、子どもたちの育ちや経験を観察し、写真や文章などの記録を通して理解しようとする方法であり、自らも保育者であったマーガレット・カー( Carr, M.)を中心にニュージーランドで開発された。
B 1965年に、スウェーデンで開始された「ヘッド・スタート計画」は、主に福祉的な視点から、貧困家庭の子どもたちに適切な教育を与えて小学校入学後の学習効果を高めることを意図した包括的プログラムである。
C イタリアのレッジョ・エミリア市では、第二次世界大戦後、ローリス・マラグッツィ( Malaguzzi, L.)のリーダーシップのもと、独創的な保育の取り組みが進められてきた。
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この過去問の解説 (3件)
01
A 適切です。「ラーニング・ストーリー」はニュージーランドで開発された教育方法で、子どもの様子を月に1回写真を交えて記録していきます。
B 不適切です。ヘッド・スタート計画はアメリカで開発されました。貧困家庭の子どもたちに適切な教育を与えて小学校入学後の学習効果を高めることを意図したものです。
C 適切です。イタリアのレッジョ・エミリア市では、第二次世界大戦後、ローリス・マラグッツィ( Malaguzzi, L.)のリーダーシップのもと、独創的な保育の取り組みが進められてきました。レッジョ・エミリアの教育の内容としては、子どもが自分たちで話し合いながら作業に取り組んでいく「プロジェクト活動」や身近な自然物を使った創作活動を行う「自由な芸術活動」があります。
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02
A ○
保護者・保育者は、子どもの行動をジャッジするのでは無く肯定的に捉え、その可能性を伸ばす保育方法です。
B ×
貧困により教育に恵まれない子ども達を減らすため、全ての子ども達を対象としたアメリカの施策です。現在も行っています。
C ○
レッジョ・エミリア・アプローチという保育は、子ども達の主体的な学びを促し、先生は提案をしても強制はせず、ガイドやコーチ、ファシリテーターのような役割を果たします。対話をしながら、子ども達の成長や可能性を信じサポートしていきます。
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03
A ○ 適切です。
「ラーニング・ストーリー」は子どもの日々の様子を”成長の物語”として考え、写真を使って、子ども1人1人を記録していきます。
B × 不適切です。
「ヘッド・スタート計画」はアメリカで始まり、貧困を原因とする発達上の不利を就学前に解消することを目的としています。
C ○ 適切です。
芸術的創作活動を取り入れた、長期間にわたる子供たちの主体的なテーマ活動を重視しています。
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