保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの保健 問111
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問111 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、日本人の自殺に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 年間の自殺者数は、平成10年以降、現在まで3万人台が続いている。
B 過去に自殺企図をして生き残った人は、その後自殺企図を繰り返さない。
C 平成30年の人口動態統計によれば、15歳~19歳の死因の第1位は自殺である。
D 平成30年中における自殺の状況(厚生労働省)によれば、未成年者の自殺の原因は、いじめが過半数である。
E 産後うつ病では、子どもとの心中が起こることはない。
A 年間の自殺者数は、平成10年以降、現在まで3万人台が続いている。
B 過去に自殺企図をして生き残った人は、その後自殺企図を繰り返さない。
C 平成30年の人口動態統計によれば、15歳~19歳の死因の第1位は自殺である。
D 平成30年中における自殺の状況(厚生労働省)によれば、未成年者の自殺の原因は、いじめが過半数である。
E 産後うつ病では、子どもとの心中が起こることはない。
- A:○ B:○ C:× D:× E:○
- A:○ B:× C:○ D:○ E:×
- A:× B:○ C:× D:○ E:○
- A:× B:× C:○ D:○ E:×
- A:× B:× C:○ D:× E:×
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (4件)
01
A × 不適切です。
2003年に最多の3万4427人を記録してから、2012年に3万人を割り、以降10年連続で前年より減少しています。
B × 不適切です。
自殺未遂者は自殺以外考えられない心理的視野狭窄に陥ることが多く、自殺行動が起きる可能性が高まります。
C 〇 適切です。
第2位は不慮の事故になっています。
D × 不適切です。
厚生労働省の自殺対策白書によると自殺の原因は学校問題が一番多くなっています。
E × 不適切です。
産後うつ病は、赤ちゃんと一緒に死を選ぶこともあります。
参考になった数37
この解説の修正を提案する
02
A ×です。
年間の自殺者数は、平成10年以降、14年連続して3万人台が続いていましたが、
24年に3万人を下回りました。
B ×です。
過去に自殺を図った人は、その後、自傷を繰り返す恐れがあります。
適切な心のケアが求められます。
C ○です。
平成30年の人口動態統計によれば、男女とも15歳~19歳の死因の第1位は自殺でした。
D ×です。
平成30年中における自殺の状況(厚生労働省)によると、
未成年者の自殺の原因として、学校問題は一番高い値を示していましたが、
過半数には届きません。
他にも、家庭問題などが高い値を示しています。
E ×です。
産後うつ病でも、子どもとの心中が起こる場合があります。
子どもと同様、保護者に対する適切な支援も必要です。
参考になった数19
この解説の修正を提案する
03
自殺者の合計は、2003年に統計を取り始めた昭和53年以降で最多の3万4,427人となりました。その後平成21年以降は減少し、平成24年には2万人台になり、その後も減少を続けています。
Bは×です。誤った記述です。
自殺を試みて一命を取り留めたとしても、その後再び自殺を試みることがあります。
Cは○です。適切な記述です。
15歳~19歳の死因の第1位は自殺となっています。その次に、悪性新生物や不慮の事故などの死因が挙げられます。
Dは×です。誤った記述です。
未成年者の自殺の原因は「学校問題」が最多です。ついで「健康問題」、そして「家庭問題」が原因となるケースが多くなっています。
Eは×です。誤った記述です。
産後うつの場合、子どもを道連れにした心中が起きることも稀ではありません。
よって正解の組み合わせは5となります。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
04
A 不適切です。年間自殺者数は平成23年まで3万人以上もいましたが、その後は減少傾向にあることが、警察庁の調査でわかっています。
B 不適切です。過去に自殺企図をして生き残った人は、何らかの要因で再び希死念慮をもってしまう可能性があります。自死を防ぐためにも十分な心のケアが必要になります。
C 適切です。平成30年の人口動態統計によれば、15歳~19歳の死因の第1位は自殺です。この結果は国内において深刻な問題となっています。
D 不適切です。平成30年の未成年者の自殺の原因として過半数を占めているのは『学校問題』です。
E 不適切です。産後うつ病により、こどもと心中する母親もいます。そうならないようにするためにも、家族や保育者など母親とこどもを取り囲む周りの人々の支えが必要です。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
前の問題(問110)へ
令和2年(2020年)後期問題一覧
次の問題(問112)へ