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保育士の過去問 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問112

問題

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次のうち、保育所において対応が求められる、乳幼児がかかりやすい代表的なアレルギー疾患について、適切な記述を一つ選びなさい。
   1 .
食物アレルギーは、すべてのアレルギー疾患の元になる。
   2 .
幼児では、アレルギー性鼻炎はほとんどみられない。
   3 .
乳幼児の気管支喘息は、感染によるものでアレルギーではない。
   4 .
アトピー性皮膚炎は、自ら訴えることの少ない乳幼児においても痒いことが特徴である。
   5 .
アナフィラキシーは、皮膚を含めて3つ以上の臓器に急に出る症状である。
( 保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問112 )
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この過去問の解説 (4件)

15
解答.4
1.×です。
食物アレルギーが、全てのアレルギー疾患の元になるわけではありません。
食物アレルギーは、特定の食べ物をアレルゲンとするアレルギー反応のことを言います。
下痢、嘔吐、腹痛などの消化器官症状、かゆみ、じんましんなどの皮膚症状があります。
その他にも、呼吸器へのアレルギー反応が見られる場合もあります。

2.×です。
アレルギー性鼻炎は、埃やダニ、花粉などのアレルゲンを吸入することにより起こる、
アレルギー反応です。
現在では、幼児が花粉症にかかることも、珍しくなくなったようです。
大人に比べ感受性の高い子どもは、症状が重くなることが多いようです。

3.×です。
気管支喘息は、発作的に咳が出たり、笛声(ヒューヒュー)や喘鳴(ゼーゼー)を伴う、
呼吸性呼吸困難を繰り返す病気です。
ダニの死骸や糞、ペットのフケなどがアレルゲンとなります。

4.○です。
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う慢性の湿疹性皮膚炎です。
乳幼児においても痒みが伴い、布団に体を擦り付けるような、かゆがる行動は、
アトピー性皮膚炎の判断ポイントとなります。

5.×です。
アナフィラキシーとは、アレルゲンが体内に入った時、
一つの臓器とは限らず、複数の臓器に症状が出る症状をいいます。
複数の臓器に症状が現れますが、3つ以上という判断基準はありません。
また主な症状として、じんましんや赤身、痒みといった症状が皮膚に見られますが、
必ず見られるわけではありません。

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4
1は×です。誤った記述です。
食物アレルギーが全てのアレルギーの元になることはありません。食物アレルギーとは、特定の食べ物に含まれるアレルゲンに免疫機能が過剰に反応してしまい、体にさまざまな症状をおこすことを指します。

2は×です。誤った記述です。
幼児期にもアレルギー性鼻炎は発症する可能性があります。風邪との見分けが困難なので、適切な検査などの診断を受けることが大切です。

3は×です。誤った記述です。
乳幼児の気管支喘息は、風邪などのウイルスの感染によるものと、アレルギーの原因になるダニ、ハウスダスト、カビ、動物の毛、フケなどのアレルゲンを吸い込むことによって起こるものがあります。

4は○です。適切な記述です。
アトピー性皮膚炎の症状が見られる乳幼児は、症状をうまく訴えられずひたすら患部をかきむしってしまうなどの行動も見られます。適切な診断を受けて薬を処方してもらう他にも、肌に触れる衣類や布類を清潔に保ち、素材も適切なものを選択するなどの工夫が必要です。

5は×です。不適切な記述です。
アナフィラキシーショックとは、アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応が急に出て血圧低下や意識障害を引き起こす反応のことを指します。しかし、この場合に3つ以上という判断基準はありません。

よって正解の適切な記述は4となります。

3
正解は4です。

1 × 不適切です。
アレルギー疾患は、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など多岐にわたり、アレルギーを引き起こすアレルゲンも違います。

2 × 不適切です。
アレルギー性鼻炎は幼児にもみられます。

3 × 不適切です。
乳幼児の気管支喘息のアレルゲンは、ダニの死骸や フン、それらを含んだほこり、ペットのフケなどの吸入抗原が大多数を占めます。

4 〇 適切です。
乳幼児でも痒みや発疹が現れます。

5 × 不適切です。
アナフィラキシーは複数の臓器や全身にアレルギー症状が表れ、命に危険が生じ得る過敏な反応が出ることです。
皮膚症状を含むことはありますが、3つと限定されていません。

2
正解は4です。

・アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が体にでき、それが良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚疾患です。
以下は補足です。

1 食物アレルギーがある子はアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーを併発している場合もありますが、そのすべてが食物アレルギーであるとは限りません。

2 幼児でもアレルギー性鼻炎の症状を持つ子はいます。

3 乳幼児の気管支喘息は、ハウスダストやダニなどのさまざまなアレルゲンによって引き起こされます。

5 アナフィラキシーは、アレルゲンが体内に入ることにより、複数の臓器や皮膚に症状が表れる他、呼吸困難や意識障害などを引き起こします。

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