保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの保健 問113

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの保健 問113 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、感染症名と「学校保健安全法施行規則」に定められる出席停止期間の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 麻しん ―――――― 解熱した後3日を経過するまで
B 流行性耳下腺炎 ―― 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後3日を経過し、かつ、全身症状が良好になるまで
C 風しん ―――――― 発しんが消失するまで
D 水痘 ――――――― すべての発しんが消失するまで
E 咽頭結膜熱 ―――― 主要症状が消退した後2日を経過するまで
  • A:○  B:○  C:○  D:×  E:×
  • A:○  B:×  C:○  D:×  E:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×  E:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×  E:○
  • A:×  B:×  C:×  D:○  E:○

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

正解は2です。

A 適切です。麻しんは、はしかとも呼ばれ、高熱が出るとともに全身に発疹が表れ、鼻水や咳などの風邪と同じような症状が出る感染症です。感染した場合、解熱した後3日を経過するまで出席停止となります。

B 不適切です。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は耳下腺が腫れることにより、痛みと発熱を伴う感染症です。感染力が強いため、耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ、全身症状が良好になるまで出席停止となります。

C 適切です。風しんは、全身に発疹ができる他、発熱やリンパ節が腫れるなどの症状が表れる感染症です。妊婦が風疹に感染すると、胎児に影響を与え、生まれてくる子どもが先天性風疹症候群を発症する可能性がある恐ろしい感染症です。そのため発しんが消失するまで、出席停止が求められます。

D 不適切です。水痘は水ぼうそうとも呼ばれます。感染すると発熱の他、全身に水疱ができます。すべての発しんが痂皮化するまで出席停止となります。

E 適切です。咽頭結膜熱は夏に流行する感染症で、プール熱とも呼ばれます。アデノウイルスによって引き起こされ、強い喉の痛みや目の充血、発熱等が症状として表れます。主要症状が消退した後2日を経過するまで出席停止となります。

参考になった数38

02

正解は2です。
  
A 〇 適切です。
麻しんははしかとも呼ばれ、38~40℃の発熱とともに耳後部から発疹が出てきます。

B × 不適切です。
「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後3日を経過し、かつ、全身症状が良好になるまで」ではなく「5日を経過し、かつ、全身症状が良好になるまで」です。

C 〇 適切です。
風しんは妊娠初期の感染は、胎児に白内障、先天性心疾患、難聴などを引き起こします。

D × 不適切です。
「全ての発しんが痂皮化するまで」です。

E 〇 適切です。
咽頭結膜熱はアデノウイルスの感染によります。

参考になった数14

03

Aは○です。適切な組み合わせです。

Bは×です。誤りがあります。
流行性耳下腺炎は、耳下腺、顎下腺又は舌下線の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで出席停止とされています。

Cは○です。適切な組み合わせです。

Dは×です。
水痘と診断された場合、全ての発しんが痂皮化(かさぶたになる)するまで出席停止とされています。

Eは○です。適切な組み合わせです。

よって正解の組み合わせは2となります。

参考になった数4

04

解答. 2
「学校保健安全法施行規則」第19条に「出席停止の期間」の基準について記載があります。

A ○です。
第19条の「ハ」に記載があります。

B ×です。
第19条の「ニ」に記載があります。
流行性耳下腺炎 は、 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後【5日】を経過し、
かつ、全身症状が良好になるまで、出席停止です。
【3日】ではありません。

C ○です。
第19条の「ホ」に記載があります。

D ×です。
第19条の「へ」に記載があります。
水痘は、すべての発しんが【痂皮化(かさぶたになるまで)】するまで出席停止です。
【消失するまで】では、ありません。

E ○です。
第19条の「ト」に記載があります。

参考になった数4