保育士の過去問
令和2年(2020年)後期
子どもの食と栄養 問119
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和2年(2020年)後期 子どもの食と栄養 問119 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、ビタミン名と不足・欠乏症の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ビタミンK ――― 神経管閉鎖障害
B ビタミンA ――― 夜盲症
C 葉酸 ―――――― 新生児の頭蓋内出血症
D ビタミンD ――― 小児のくる病
A ビタミンK ――― 神経管閉鎖障害
B ビタミンA ――― 夜盲症
C 葉酸 ―――――― 新生児の頭蓋内出血症
D ビタミンD ――― 小児のくる病
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:× D:○
- A:× B:× C:○ D:○
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (4件)
01
A × 不適切です。
ビタミンKの不足によって新生児に起こるのは、頭蓋内出血症や新生児メレナです。
神経管閉鎖障害は、胎児の先天異常です。
葉酸を十分に摂取することで発生リスクを減らすことができます。
B 〇 適切です。
ビタミンAは過剰に摂取すると胎児の形態的な異常が起こる可能性が高まります。
C × 不適切です。
葉酸が不足すると、巨赤芽球性貧血、神経管閉鎖障害、口内炎や皮膚の異常につながります。
D 〇 適切です。
大人では骨軟化症があります。
参考になった数35
この解説の修正を提案する
02
ビタミンKは出血の抑制を助けるタンパク質(凝固因子)の合成に必要であることから、正常な血液の凝固に不可欠です。また、骨やその他の組織を健康に保つためにも必要です。新生児に不足しがちで、頭蓋内出血などの出血性疾患(出血しやすい傾向を特徴とします)の原因となります。
Bの組み合わせは○です。適切な組み合わせです。
ビタミンAが欠乏することで、夜盲症(暗い場所で周りが見えづらい)、視力の低下、目の疲れ、目の乾燥などの症状が現れます。
Cの組み合わせは×です。誤った組み合わせです。
葉酸はビタミンB群の仲間で、たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切な働きをするので、妊娠の可能性がある女性や妊娠初期の妊婦は積極的な摂取が望まれています。
Dの組み合わせは○です。適切な組み合わせです。
ビタミンDには、腸からカルシウムを吸収し体の中のカルシウムを維持する作用があります。ビタミンDが不足すると骨がやわらかくなってしまいます。不足すると、乳幼児ではくる病など、足の骨の成長などに異常が見られることがあります。
よって正解の組み合わせは4となります。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
03
A ×です。
ビタミンK の欠乏症には、出血した時の血液凝固の遅れ、肝機能障害、新生児メレナ、頭蓋内出血などがあります。
B ○です。
ビタミンA の欠乏症には、夜盲症、成長障害などがあります。
C ×です。
葉酸が欠乏すると、貧血などを引き起こします。
また妊娠時、母親の葉酸が不足していると、胎児の神経管閉鎖障害や無脳症を引き起こす恐れがあります。
D ○です。
ビタミンDの欠乏症には、小児のくる病、発育障害などがあります。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
04
A 不適切です。ビタミンKの不足によって起こる欠乏症は、新生児の頭蓋内出血症です。
B 適切です。
C 不適切です。葉酸の不足によって起こる欠乏症は、神経管閉鎖障害です。
D 適切です。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問118)へ
令和2年(2020年)後期問題一覧
次の問題(問120)へ