保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
保育の心理学 問82

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)前期 保育の心理学 問82 (訂正依頼・報告はこちら)

次の( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

ヒトにおいては、発達の過程の中で遺伝と環境の問題は、( A )が発達を規定していると捉えられている。また、近代の高度産業社会の成立とともに、世代が新たになるにつれて、様々な発達が低年齢化したり、集団や地域差が生じるという( B )が指摘された。( B )には2つの側面がみられる。一つは、発達速度や発達水準の差を異なる世代間の相違とする( C )であり、①身長・体重の伸び、②第二次性徴発現の低年齢化などがあげられる。もう一つは、発達速度や発達水準の差を同世代間の集団差、地域差とする( D )であり、①都市部の青少年は、それ以外の郡部の青少年に比較して身長が高い、②都市部の児童は、それ以外の郡部の児童よりも性成熟が低年齢化している、などがあげられる。

【語群】
ア 環境      イ 遺伝と環境の相互作用  ウ 発達普遍現象
エ 発達加速現象  オ 年間加速現象      カ 発達勾配現象
  • A:ア  B:ウ  C:オ  D:カ
  • A:ア  B:エ  C:カ  D:オ
  • A:イ  B:ウ  C:エ  D:カ
  • A:イ  B:エ  C:オ  D:カ
  • A:イ  B:カ  C:ウ  D:エ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

・発達の過程の中で、遺伝と環境の問題は、(A:イ 遺伝と環境の相互作用)が発達を規定していると考えられています。

・世代が新たになるにつれ、発達の速度が早まったり環境要因などにより、特定の個人や集団の発達が早まる現象を(B:エ 発達加速現象)といいます。

・世代が新たになるにつれ、発達の速度が早まることを(C:オ 年間加速現象)といいます。

・特定の個人や集団の発達が早まる現象は、(D:カ 発達勾配現象)といいます。

以上より、A イ  B エ  C オ  D カ となるので、正解は4となります。

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02

解答. 4

A:イ(遺伝と環境の相互作用)

B:エ(発達加速現象)

C:オ(年間加速現象)

D:カ(発達勾配現象)


ヒトにおいては、発達の過程の中で遺伝と環境の問題は、

( A 遺伝と環境の相互作用 )が発達を規定していると捉えられている。

また、近代の高度産業社会の成立とともに、世代が新たになるにつれて、

様々な発達が低年齢化したり、集団や地域差が生じるという

( B 発達加速現象 )が指摘された。( B 発達加速現象 )には2つの側面がみられる。

一つは、発達速度や発達水準の差を異なる世代間の相違とする

( C 年間加速現象 )であり、①身長・体重の伸び、

②第二次性徴発現の低年齢化などがあげられる。

もう一つは、発達速度や発達水準の差を同世代間の集団差、

地域差とする( D 発達勾配現象 )であり、

①都市部の青少年は、それ以外の郡部の青少年に比較して身長が高い、

②都市部の児童は、それ以外の郡部の児童よりも性成熟が低年齢化している、

などがあげられる。

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03

ヒトにおいては、発達の過程の中で遺伝と環境の問題は、( A  遺伝と環境の相互作用 )が発達を規定していると捉えられている。また、近代の高度産業社会の成立とともに、世代が新たになるにつれて、様々な発達が低年齢化したり、集団や地域差が生じるという( B 発達加速現象 )が指摘された。( B 発達加速現象 )には2つの側面がみられる。一つは、発達速度や発達水準の差を異なる世代間の相違とする( C 年間加速現象 )であり、①身長・体重の伸び、②第二次性徴発現の低年齢化などがあげられる。もう一つは、発達速度や発達水準の差を同世代間の集団差、地域差とする( D 発達勾配現象 )であり、①都市部の青少年は、それ以外の郡部の青少年に比較して身長が高い、②都市部の児童は、それ以外の郡部の児童よりも性成熟が低年齢化している、などがあげられる。

これらから、正解は4です。

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