保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
子どもの保健 問110

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの保健 問110 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、トラウマ反応に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  子どもがトラウマの再演遊びをする場合、楽しさなどの陽性の情緒は示さない。
B  心的外傷後ストレス障害の症状には、解離(例えば、短い時間呼びかけに全く反応せず、一点を見つめている)が含まれる。
C  心的外傷後ストレス障害の症状には、社会的な引きこもりが含まれる。
D  2歳の子どもは心的外傷的出来事を体験しても、まだ心的外傷後ストレス障害を発症することはない。
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【4】です。

A:×

トラウマを遊びで再演する場合、苦痛の体験となりますが、陽性の情緒を示さないわけではありません。

B:〇

記述の通りです。

C:〇

記述の通りです。トラウマ体験を思い出し外出できなくなることがあります。

D:×

2歳以下の子どもでも発症します。

悪夢にうなされるなどの症状が出ます。

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02

正解は4です。

A ×

子どもが、トラウマの再演遊びをする場合、恐怖や不安などの陰性の感情表現を含むことが多いですが、陽性の情緒についても同じように表現されることがあります。

B ○

「解離」は、心的外傷後ストレス障害の症状の一つです。

短時間呼びかけに反応せず一点を見つめているなど、反応の鈍化や虚な表情を見せている場合があります。

C ○

心的外傷後ストレス障害のために「社会的引きこもり」となることがあります。

D ×

5歳以下の子どもにおいても、心的外傷的な出来事を経験したあとに心的外傷後ストレス障害を発症することがあります。

まだ不安や不快感を言葉で表現することが難しいので、ストレスに対する反応は、様々な行動として表現されます。

A:×  B:○  C:○  D:×

ですので、正解は4となります。

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03

A × 陽性感情をださないわけではありません。

B 〇 反応の鈍化、一点を見つめていてうつろな表情などは解離と呼ばれます。心的外傷後ストレス障害の一種です。

C 〇 恐怖がよみがえり、外出できなくなることがあります。

D × 2歳の子どもでも、トラウマによって、うなされるなどの症状が出ることがあります。

これらのことから正解は4です。

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