保育士の過去問 令和3年(2021年)前期 子どもの保健 問117
この過去問の解説 (3件)
正解は【1】です。
「アナフィラキシー」とはアレルゲンが体内に入ることで、命に危険が生じる反応が出ることです。そのため(1)は誤りです。
(2)適切です
特に遺伝的要素として表れやすいようです。
(3)適切です
運動などにより喘息発作が起こる可能性があります。
適切な配慮を行うため情報共有が大切です。
(4)適切です
「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019年改訂版)」に記載されています。
誤食のリスクを下げるためにも両極での対応開始が望ましいといえます
(5)適切です
関係者の連携により安全な食事をとれるよう配慮する必要があります。
正解は1です。
1 ×
アナフィラキシーとは、アレルギー反応により、じん麻疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が複数同時にかつ急激に出現した状態をいいます。
遺伝的にアレルギーになりやすい素質の人が、年齢を経るごとに次から次へとアレルギー疾患を発症する場合は、「アレルギーマーチ」と言われます。
2 ○
アトピー素因とは、アレルギーの原因となる要因(アレルゲン)に対して、IgE抗体を産生しやすい、本人や親兄弟に気管支ぜん息やアトピー性皮膚炎、あるいはアレルギー性鼻炎などの疾患がみられることをいいます。
3 ○
「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」によると、「保護者との連携により、気管支ぜん息の治療状況を把握し、運動等の保育所生活について事前に相談する必要」があります。
4 ○
「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」によると、食物アレルギーを有する子どもの食対応については、安全の配慮を重視し、できるだけ単純化し、「完全除去」か「解除」の両局で対応することが望ましいです。
5 ○
「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」によると、食物アレルギーの対応にあたっては、職員、保護者、かかりつけ医、緊急対応関連機関が十分に連携します。
不適切なものを選ぶので、正解は1となります。
1 × アナフィラキシーとは、アレルゲンが体内に入った際に、命に危険が及ぶ症状がでることをいいます。
蕁麻疹、呼吸困難、腹痛、嘔吐など症状は全身に及びます。
非常に注意が必要な症状です。
2 〇 正しいです。遺伝的要素が強いといわれています。
3 〇 喘息を誘発する因子を保護者と情報共有する必要があります。
4 〇 食物アレルギーは、園児の安全を配慮し、解除が除去のどちらかで対応する必要があります。
5 〇 医療機関、保育園内、保護者などと情報共有し、緊急時に連携がとれるようにする必要があります。
これらより、正解は1です。
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