保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
子どもの食と栄養 問126
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの食と栄養 問126 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文のうち、学校給食に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。
- 日本の学校給食の起源は、明治時代に私立小学校で貧困児童を対象に無料で給食を実施したこととされている。
- 「平成30年度学校給食実施状況等調査」(文部科学省)では、小学校の学校給食の実施率は、約70%である。
- 学校給食のない日は、ある日に比べて、児童生徒のカルシウム摂取量が少ない。
- 「学校給食法」の「学校給食の目標」の一つに、「我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること」があげられている。
- 「学校給食法」において、学校給食とは、学校給食の目標を達成するために、義務教育諸学校において、その児童または生徒に対し実施される給食をいう。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
1 ○
日本の学校給食の起源は、明治時代に山形県の私立学校で貧困児童を対象に無料で給食を実施したことと言われています。
2 ×
「平成30年度学校給食実施状況等調査」によると、小学校の学校給食実施率は、99.1%でした。
3 ○
「食事摂取基準を用いた食生活改善に資するエビデンスの構築に関する研究」によると、給食のない日は、ある日に比べて児童生徒のカルシウム摂取量が少なくなっていました。
4 ○
「学校給食法」第二条によると、学校給食の目標として次の7つが挙げられています。
・適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図る
・日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養う
・学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養う
・食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養う
・食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養う
・我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深める
・食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導く
5 ○
「学校給食法」第三条によると、学校給食とは、第二条に掲げる目標を達成するために、義務教育諸学校において、その児童又は生徒に対し実施される給食をいいます。
不適切な記述を選びますので、正解は2となります。
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02
1 〇 明治時代に生活困窮している子ども達に無償で食事を配布したことが学校給食の始まりと言われています。
2 × 平成30年度の学校給食実施率は70%ではなく、99.1%です。
3 〇 学校給食がない日は、カルシウムやビタミン、鉄分の不足もあります。
4 〇 学校給食の目標として我が国の食文化を理解することが挙げられています。
5 〇 学校給食法にて学校給食について定義されています。
これらのことから、正解は2です。
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03
正解は【2】です。
平成30年度の小学校の給食実施率は99.1%と高い水準です。
(1)適切
1889年に山形県のお寺に建てられた小学校で、生活が苦しい家庭の子どもへ無償で昼食が提供されたことが始まりと言われています。
(3)適切
カルシウムに加え、ビタミンや鉄分の不足も指摘されています。
(4)適切
全部で七つの目標が掲げられています。
(5)適切
「学校給食法」第三条において定義されています。
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