保育士の過去問
令和3年(2021年)前期
子どもの食と栄養 問127

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)前期 子どもの食と栄養 問127 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、学童期の身体の発達の特徴と食生活に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。
  • 学童期後半からの身長・体重の急激な発育を、第一発育急進期という。
  • 「平成30年度学校保健統計」(文部科学省)によると、学童期後半(9~11歳)の男児では、肥満傾向児(肥満度20%以上の者)が約3割である。
  • 永久歯は、8歳前後に生えそろう。
  • 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(厚生労働省)では、学童期の年齢区分は6~8歳、9~11歳の2区分となっている。
  • 「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年:厚生労働省)では、学童期に育てたい「食べる力」として、「食事のバランスや適量がわかる」をあげている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【5】です。

(1)不適切

第一発育急進期は乳児期・幼児期の頃です。学童期後半から高校生までの急激な身長・体重の発育を第二発育急進期といいます。

(2)不適切

「平成30年度学校保健統計」(文部科学省)によると、学童期後半(9~11歳)の男児では、肥満傾向児(肥満度20%以上の者)が10.01%となっています。

(3)不適切

永久歯は6歳前後から生え変わり始め、一般的に14歳ごろまでに生えそろいます。

(4)不適切

「6~7歳」「8~9歳」「10~11歳」という3区分になっている。

(5)適切

記述の通りです。学童期にはほかにも4つの「食べる力」が挙げられています。

参考になった数44

02

正解は5です。

1 ×

発育・発達が盛んになる時期を、発育急進期といい、生まれてから2回あります。

一度目は乳幼児期で、これを第一発育急進期といい、二度目は学童期後半から高校生くらいまでの時期で、第二発育急進期といいます。

2 ×

「平成30年度学校保健統計」によると、学童期後半の男児で、肥満傾向にある児童の割合は、およそ10%となっています。

3 ×

永久歯が全て生えそろうのは、15歳頃です。

4 ×

「日本人の食事摂取基準」では、1〜17歳を小児としています。

このうち、学童期に相当する年齢区分は、6〜7歳、8〜9歳、10〜11歳となっています。

5 ○

「楽しく食べる子どもに〜食からはじまる健やかガイド」によると、学童期に育てたい「食べる力」として、次の5つがあげられています。

・1日3回の食事や間食のリズムがもてる

・食事のバランスや適量がわかる

・家族や仲間と一緒に食事づくりや準備を楽しむ

・自然と食べ物との関わり、地域と食べ物との関わりに関心をもつ

・自分の食生活を振り返り、評価し、改善できる

適切な記述を選びますので、

正解は5となります。

参考になった数25

03

1 × 一次発育急進期は乳幼児期、二次発育急進期は学童期後半から高校生くらいまでを指します。

2 × 「平成30年度学校保健統計」によると学童期後半の肥満傾向にある子どもの割合はおよそ10%です。

3 × 永久歯は6歳ごろからはえはじめ、15歳ごろで生え揃います。

4 × 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の学童期の年齢区分は6~7、8~9、10~11の3区分となっています。

5 〇 「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」では、食べる力として

・食事のバランスや適量

・1日3回の食事や間食のリズム

・家族や仲間と食事づくりやバランスを楽しむ

・自然と食べ物、食べ物と地域の関わりに関心をもつ

・自分の食生活を振り返り、評価し、改善できる

が挙げられています。

これらのことから正解は5です。

参考になった数11