保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
社会的養護 問31

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会的養護 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「児童養護施設入所児童等調査(平成30年2月1日現在)」(厚生労働省)における社会的養護の現状についての記述として、最も不適切なものを一つ選びなさい。
  • 児童養護施設入所児童のうち、被虐待経験のある子どもは6割を超える。
  • 里親委託児童のうち、家族との交流がない子どもは7割を超える。
  • 母子生活支援施設への入所理由では、「配偶者からの暴力」が最も多い。
  • 障害児入所施設入所児童の心身の状況において「広汎性発達障害」が最も多い。
  • 自立援助ホームの入所児童等のうち、「LGBT」は1%程度である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「障害児入所施設入所児童の心身の状況において「広汎性発達障害」が最も多い。」です。

選択肢1. 児童養護施設入所児童のうち、被虐待経験のある子どもは6割を超える。

適切です。児童養護施設入所児童のうち、被虐待経験のある子どもは6割を超えています。

選択肢2. 里親委託児童のうち、家族との交流がない子どもは7割を超える。

適切です。里親委託児童のうち、家族との交流がない子どもは7割を超えています。

選択肢3. 母子生活支援施設への入所理由では、「配偶者からの暴力」が最も多い。

適切です。母子生活支援施設への入所理由では、「配偶者からの暴力」が最も多いです。

選択肢4. 障害児入所施設入所児童の心身の状況において「広汎性発達障害」が最も多い。

不適切です。障害児入所施設入所児童の心身の状況において最も多いのは「広汎性発達障害」ではなく、知的障害等があげられます。

また、障害児入所施設には医療型と福祉型があり、それぞれ内容や実施体制が違います。

施設ごとの役割を意識しながら不適切なものを選べるようにしましょう。

選択肢5. 自立援助ホームの入所児童等のうち、「LGBT」は1%程度である。

適切です。自立援助ホームの入所児童等のうち、「LGBT」は1%程度です

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02

正解は「障害児入所施設入所児童の心身の状況において「広汎性発達障害」が最も多い。」です。

選択肢1. 児童養護施設入所児童のうち、被虐待経験のある子どもは6割を超える。

適切です。 

児童養護施設入所児童のうち、被虐待経験のある子どもは65.6%です。

選択肢2. 里親委託児童のうち、家族との交流がない子どもは7割を超える。

適切です。 

里親委託児童のうち、家族との交流がない子どもは70.3%です。

選択肢3. 母子生活支援施設への入所理由では、「配偶者からの暴力」が最も多い。

適切です。

「配偶者からの暴力」50.7%で、次が「経済的理由による」が 12.8%です。

選択肢4. 障害児入所施設入所児童の心身の状況において「広汎性発達障害」が最も多い。

不適切です。

最も多いのは「知的障害」で74.8%で「広汎性発達障害」は25.2%、重度心身障害(21.5%)と続きます。

障害児入所施設に入所する児童の平均年齢は 8.4 歳です。

選択肢5. 自立援助ホームの入所児童等のうち、「LGBT」は1%程度である。

適切です。

自立援助ホームの入所児童等のうち、「LGBT」は1.3%です。 

参考になった数27

03

正解は「障害児入所施設入所児童の心身の状況において「広汎性発達障害」が最も多い。」です。

選択肢1. 児童養護施設入所児童のうち、被虐待経験のある子どもは6割を超える。

〇 

児童養護施設入所児童の半数以上は被虐待経験のある子どもです。

選択肢2. 里親委託児童のうち、家族との交流がない子どもは7割を超える。

里親委託児童の中で家族との交流がない子どもは7割以上います。

選択肢3. 母子生活支援施設への入所理由では、「配偶者からの暴力」が最も多い。

母子生活支援施設への入所理由の半数以上が「配偶者からの暴力」です。

選択肢4. 障害児入所施設入所児童の心身の状況において「広汎性発達障害」が最も多い。

×

障害児入所施設に入所する児童の7割以上が「知的障害」です。「広汎性発達障害」は2割程度、「重度心身障害」も2割程度です。

選択肢5. 自立援助ホームの入所児童等のうち、「LGBT」は1%程度である。

自立援助ホームの入所児童等のうち1%程度が「LGBT」です。

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