保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
社会的養護 問35
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 社会的養護 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、社会的養護におけるライフストーリーワークに関する記述として、最も適切なものを一つ選びなさい。
- ライフストーリーワークとは、子どもの痛みをやわらげるための、空想のストーリーの構築を支援することである。
- ライフストーリーワークでは、写真等の画像は用いず、語ることを子どもに促す。
- ライフストーリーワークは、子ども自身が自己の生い立ちを正しく理解するための支援である。
- ライフストーリーワークは、児童相談所の児童心理司が行うものである。
- ライフストーリーワークの対象となる児童の年齢は、12~18歳である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「3」です。
1 .不正解です。ライフストーリーワークとは、子どもの痛みをやわらげるための、空想のストーリーの構築を支援することではありません。子ども自身が自分の人生を肯定的に受け止められるようにすることを目的としています。子ども自身が自分の生い立ちから現在までの状況を整理し、前向きに生きていけるように支援をする取組みのこととされています。
2 .不正解です。ライフストーリーワークでは、写真等の画像は用いず、語ることを子どもに促すということではありません。写真や図等を用いることもできます。
3 .正解です。ライフストーリーワークは、子ども自身が自己の生い立ちを正しく理解するための支援です。
4 .不正解です。ライフストーリーワークは、児童相談所の児童心理司が行うものとは限りません。施設職員や里親自身などの養育者が行います。
5 .不正解です。ライフストーリーワークの対象となる児童の年齢は、12~18歳ではありません。子どもの発達段階に応じて10歳・15歳、8歳〜12歳という見解があります。
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02
正解は3です。
ライフストーリーワークは、1970年代にイギリスで、里親や施設で暮らす子どもを対象とした支援方法として生み出されました。
子ども自身が自分の生い立ちから現在までの状況を整理して自分の人生を肯定的に受け止められるように支援をする取組みのことです。
写真や図表などを用いることもあり、児童心理司だけでなく施設職員や里親自身などの養育者が行う取り組みです。
1:× 空想のストーリーの構築を支援するわけではありません。
2:× 写真や絵を用いても構いません。
3:〇
4:× 児童心理司以外の養育者が行っても構いません。
5:× 子どもの発達過程に合わせて10歳からでも行えるという説もあります。
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03
正解は3です。
1:不適切です。
空想のストーリーの構築を支援するものではなく、子どもの生い立ちや過去を整理することを支援するものです。
2:不適切です。
過去の自分の写真や家族の写真を用いることもあります。
3:不適切です。
1970年代にイギリスで里親や施設で暮らす子どもを対象とした支援方法として、ライフストーリーワークができました。
4:不適切です。
児童心理司が行うものとは決まっていません。施設の職員等が行うことが可能です。
5:不適切です。
子どもの発達過程に合わせて10歳・15歳、8歳〜12歳という見解があります。
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