保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
子どもの保健 問99

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和3年(2021年)後期 子どもの保健 問99 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の疾病・症候と、【Ⅱ群】の器官を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  ヒルシュスプルング病
B  ネフローゼ症候群
C  ファロー四徴症
D  クループ症候群

【Ⅱ群】
ア  腎臓
イ  心臓
ウ  喉頭
エ  消化器
  • A:ア  B:イ  C:ウ  D:エ
  • A:ウ  B:ア  C:イ  D:エ
  • A:ウ  B:イ  C:ア  D:エ
  • A:エ  B:ア  C:イ  D:ウ
  • A:エ  B:ウ  C:ア  D:イ

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は4です。

A.エ 消化器

ヒルシュスプルング病は、便秘や腸閉塞などを引き起こす消化器系の病気です。

先天的に腸の蠕動運動に関わる細胞がないことで起こります。

B.ア 腎臓

ネフローゼ症候群は腎臓の病気で、尿にタンパク質が大量に出てしまいます。

その結果血液中のタンパク質が減ってしまい、むくみなどの症状が現れます。

C.イ 心臓

ファロー四徴症は、先天性の心疾患です。

チアノーゼの発作や心不全の症状などを引き起こします。

基本的に外科手術での治療となります。

D.ウ 咽頭

クループ症候群とは、ウイルス感染などで咽頭の炎症が生じることで

咳や声がれ、のどの痛みなどが起こる疾患です。

犬の遠吠えのような咳が起こりやすく、風邪と似た軽い症状が多いですが、

中には悪化することもあります。

参考になった数35

02

正解は4(Aエ Bア Cイ Dウ)です。

A(ヒルシュスプルング病)→エ(消化器)

 ヒルシュスプルング病は生まれつき消化器(腸の動き)を制御する腸の動きが悪くなってしまう病気です。腸閉塞や便秘症をおこします。女児より男児に多いです。

B(ネフローゼ症候群)→ア(腎臓)

 ネフローゼ症候群は抗体異常から尿内のタンパク濃度が上がり、血液中のタンパクが減る病気です。水分の排泄がうまくできずむくみが起こりやすいのが特徴です。慢性腎疾患の中で最も発症頻度が高いといわれています。

C(ファロー四徴症)→イ(心臓

 ファロー四徴症(しちょうしょう)は①心室中隔欠損、②肺動脈狭窄、③大動脈騎乗、④右心室肥大の4つの特徴をもった先天性心疾患のことです。

 多くは胎児エコーの際に心雑音等で発見されますが、そこで気づかれない場合には乳幼児期の心雑音やチアノーゼ症状などで発見されます。

D(クループ症候群)→ウ(咽頭)

 クループ症候群は生後6ヵ月~3歳頃に多い呼吸器の感染症で、ウイルスが原因で起きる喉頭気管気管支炎のことでです。クループはオットセイや犬の鳴き声のような咳が出ることが特徴です。

参考になった数30