保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
子どもの保健 問114
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問題
保育士試験 令和3年(2021年)後期 子どもの保健 問114 (訂正依頼・報告はこちら)
医療技術が進歩する中で、医療的ケアを必要としながら育つ子どもが医療的ケア児と呼ばれるようになってきている。次のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 医療的ケアの具体例として、喀痰吸引や経管栄養等があげられる。
B 2013年以降、日本における医療的ケア児の数は、2,000人程度となっている。
C 一定の研修を修了し、業務の登録認定を受けた保育士は、認定特定行為業務従事者とされる。
D 緊急に医療的ケアが必要とされる場合は、医師の指示を待たずに実施するのが望ましい。
A 医療的ケアの具体例として、喀痰吸引や経管栄養等があげられる。
B 2013年以降、日本における医療的ケア児の数は、2,000人程度となっている。
C 一定の研修を修了し、業務の登録認定を受けた保育士は、認定特定行為業務従事者とされる。
D 緊急に医療的ケアが必要とされる場合は、医師の指示を待たずに実施するのが望ましい。
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:○ C:× D:○
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
A.〇
医療的ケアとは、生きるため日常的に必要な医療行為の一部です。
たんの吸引、経管栄養の注入、人工呼吸器の管理、導尿などがあります。
医療従事者以外でも、本人、保護者などが行うことができます。
一部の医療的ケアについては、研修など要件を満たした介護福祉士、教員等も行うことができます。
B.×
在宅で医療的ケアを受けている医療的ケア児の推計値は、2013年に15,000人を超えて以降増加傾向にあり、2020年の時点では20,000人ほどいるとされています。
C.〇
認定特定行為業務従事者の資格を取得した保育士、教員等は、一部の医療的ケアを行うことができます。
保育園等で医療的ケア児を受け入れる体制ができることにより、医療的ケア児とその家族の地域生活を支援します。
D.×
緊急時には早急に医師、看護師の指示を受け、適切な対応を取ります。
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02
正解:2
A→○
医療的ケアとは、家庭や医療、教育の現場で日常的に行う医療的な生活援助のことを指します。喀痰吸引や、経管栄養などを行います。
B→×
医療的ケア児は2013年の段階で15,000人であり、以降増加傾向にあります。
C→○
一定の研修を終了し、業務の登録認定を受けた保育士は、認定特定行為業務従事者となり、特定の医療的ケアの実施を行うことが可能となります。
D→×
認定特定行為業務従事者は、特定行為(喀痰行為・経管栄養等)は実施できますが、それ以外はできません。
喀痰吸引:吸引装置を使って、気管や軌道内にある痰などを取り除くこと
経管栄養:管を消化器官内に通し、流動食や栄養を注入する方法
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03
医療的ケア児の理解に関する問題です。
設問のA~Dについて解説します。
A 医療的ケアの具体例として、喀痰吸引や経管栄養等があげられる。
○です。
B 2013年以降、日本における医療的ケア児の数は、2,000人程度となっている。
×です。
2013年以降、約15,000人を超えて年々増加傾向にあります。
C 一定の研修を修了し、業務の登録認定を受けた保育士は、認定特定行為業務従事者とされる。
○です。
看護師等の免許を持たない者も、研修を修了することによって「認定特定行為業務従事者」として都道府県知事に認定されると、たんの吸引等の5つの特定行為に限って実行することができます。
D 緊急に医療的ケアが必要とされる場合は、医師の指示を待たずに実施するのが望ましい。
×です。
医療的ケアが必要とされる場合は、必ず医師や看護師の指示に従って行う必要があります。
不正解です。
正解です。
不正解です。
不正解です。
不正解です。
保育園においても、医療的ケア児の受け入れが進められています。
発達障害児、医療的ケア児、重症心身障害児などと合せて覚えておきましょう。
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