保育士の過去問
令和3年(2021年)後期
子どもの食と栄養 問116

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問題

保育士試験 令和3年(2021年)後期 子どもの食と栄養 問116 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)における子ども(回答者:2~6歳児の保護者)の食生活に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。
  • 朝食を欠食する子どもの割合は10%を超えていた。
  • 家で1日に平均してテレビやビデオを見る時間、ゲーム機やタブレット等を使用する時間は、平日、休日とも「3~4時間」と回答した割合が最も高かった。
  • むし歯の有無別に間食の与え方をみると、「時間を決めてあげることが多い」と回答した者の割合は、むし歯のある子どもの方が高かった。
  • むし歯予防のための行動として、「間食の与え方について注意している」と回答した者の割合は、むし歯のない子どもの方が高かった。
  • 子どもの共食状況で、「家族そろって食べる」と回答した者の割合は、夕食よりも朝食が高かった。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

「平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)は、乳幼児の食生活改善のため、栄養・食事の状況などの実態を把握するために行われました。

1.×

2~6歳の子どもが朝食を「必ず食べる」と回答した保護者の割合は93.3%、

「週に2~5日食べないことがある」「ほとんど食べない」と回答した割合は6.4%でした。

2.×

家でテレビやビデオを見る、ゲーム機・タブレット等を使う時間は、

1日に平均して「1~2時間」と回答した保護者の割合が4~5割と最も高くなりました。

(2~6歳児の保護者が回答)

3.×

間食の与え方について

「時間を決めてあげることが多い」と回答した2~6歳児の保護者の割合は、

むし歯の無い子どもが58.7%、むし歯のある子供が46.1%でした。

4.〇

むし歯予防のため「間食の与え方に注意している」と回答した2~6歳児の保護者の割合は、

むし歯の無い子どもが49.0%、むし歯のある子供が38.2%でした。

5.×

共食とは、何人かで一緒に食事をすることです。

「家族そろって食べる」と回答した2~6歳児の保護者の割合は、

朝食では24.1%、夕食では48.0%で、夕食のほうが高い割合でした。

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02

「平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)は、全国の乳幼児の栄養方法及び食事の状況等の実態を把握し、授乳・離乳の支援、乳幼児の食生活改善のための基礎資料を得ることを目的とするために行われた調査です。

調査対象は、平成 27 年5月 31 日現在で6歳未満の子ども(平成21年6月1日から平成27年5月31日までに生まれた子ども)のいる世帯及びその子どもになります。

選択肢1. 朝食を欠食する子どもの割合は10%を超えていた。

不正解です。

朝食を必ず食べる:(子ども:93.3%、保護者:81.2%)

朝食を欠食する:(子ども:6.4%、保護者:18.6%)

選択肢2. 家で1日に平均してテレビやビデオを見る時間、ゲーム機やタブレット等を使用する時間は、平日、休日とも「3~4時間」と回答した割合が最も高かった。

不正解です。

家で1日に平均でテレビやビデオを見る時間、ゲーム機やタブレット等を使用する時間は平日、休日とも「1〜2時間」(平日54.9%、休日45.7%)「3~4時間」(平日20.2%、休日34.6%)という結果になっています。

また、平日で約2割、休日で約4割の子どもが、1日平均で3時間以上テレビやビデオを見たり、ゲーム機やタブレット等を使用したりしていました。

選択肢3. むし歯の有無別に間食の与え方をみると、「時間を決めてあげることが多い」と回答した者の割合は、むし歯のある子どもの方が高かった。

不正解です。

むし歯が「ある」と回答した者の割合は 19.2%で、むし歯の本数は、「1本」が最も多く 32.4%であり、「2本」27.8%、「3本」13.7%の順でした。

むし歯の有無別に、間食の与え方をみると、「時間を決めてあげることが多い」「甘いものは少なくしている」「間食でも栄養に注意している」と回答した者の割合は、むし歯がない子どものほうが高く「欲しがるときにあげることが多い」「甘い飲み物やお菓子に偏ってしまう」「特に気をつけていない」と回答した者の割合は、むし歯のある子どものほうが高いです。

選択肢4. むし歯予防のための行動として、「間食の与え方について注意している」と回答した者の割合は、むし歯のない子どもの方が高かった。

正解です。

むし歯の有無別に、間食の与え方をみると、「時間を決めてあげることが多い」「甘いものは少なくしている」「間食でも栄養に注意している」と回答した者の割合は、むし歯がない子どものほうが高く、「欲しがるときにあげることが多い」「甘い飲み物やお菓子に偏ってしまう」「特に気をつけていない」と回答した者の割合は、むし歯のある子どものほうが高いです。

選択肢5. 子どもの共食状況で、「家族そろって食べる」と回答した者の割合は、夕食よりも朝食が高かった。

不正解です。

子どもの共食の状況について、朝食は「おとなの家族の誰かと食べる」と回答した者の割合が50.2%と最も高く、夕食は「家族そろって食べる」と回答した者の割合が 48.0%と最も高いです。

まとめ

調査資料はすべてに目を通すことが難しいので、一般的に考えられることから導き出すことも出来ます。

参考になった数7

03

正解:4

1→×

子どもの欠食率は10%未満です。

2→×

テレビ等の視聴時間は、平日は1~2時間が54.9%と最も多く、休日も1~2時間が45.7%と最も多い割合となっています。

3→×

「時間を決めてあげることが多い」と回答した者の割合は、虫歯のない子どもの方が多いです。

4→○

「間食の与え方について注意している」と回答した者の割合は、虫歯のない子どもの方が高いです。

5→×

「家族そろって食べる」と回答した者の割合は、朝食は24.1%、夕食は48.0%で、夕食の方が多いことが分かります。

参考になった数6