保育士 過去問
令和4年(2022年)前期
問10 (保育原理 問10)

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)前期 問10(保育原理 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の4「保育の実施に関して留意すべき事項」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。
B  子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守るだけでなく、子どもに対して、保育士等が積極的に援助を行うこと。
C  子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけ子ども全体に公平・平等になるように同じ対応をし、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにすること。
D  子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにすること。
E  子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすること。
  • A:○  B:○  C:○  D:×  E:○
  • A:○  B:○  C:×  D:○  E:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○  E:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○  E:×
  • A:×  B:×  C:○  D:×  E:×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

A.〇

発達状況や活動の実態には個人差があります。均一化を図る必要はないので設問のとおりです。

B.×

子どもが試行錯誤しながら自分の力で行う活動に対しては見守りながら適切に援助する必要があります。積極的に援助するという部分が不適切です。

C.×

入所時の保育はできるだけ個別に対応して、子どもが安定感を得て保育所の生活になじんでいくよう働きかける必要があります。全体に公平平等になるよう同じ対応をするという部分が不適切です。

D.〇

国籍や文化での差別は絶対にしてはいけません。互いに尊重する心を育てるのは保育所の大事な役割です。

E.〇

性差や個人差はあるものの、「女の子だから」「男の子だから」と行動や考えを固定させてはいけません。

参考になった数45

02

正解は3です。

A、〇

健全に子どもの心身の発達を促すためには、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助することが大切です。

B、✕

子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で活動しているときは、見守ることが大切で、必要に応じて保育士等が援助をします。よって、この文章は不適切です。

C、✕

入所時の保育は、子どもが安心できるように、一人ひとりに寄り添って個別に対応することが大切です。よって、この文章は不適切です。

D、〇

子どもの健全な心の成長のためには、それぞれの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重することが大切です。

E、〇

多様な社会に対応していくため、子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を植え付けることがないようにすることは大切です。

参考になった数11

03

A→〇

 記述のとおりです。保育士には子ども一人ひとりの個人差を考慮しながら、気持ちを受け止めて援助することが求められます。

 

B→×

 積極的に援助を行う…という記述が誤りです。保育士は活動を見守りながら、様子や子どもに適した援助を行っていきます。

 

C→×

 全体に公平・平等になるように同じ対応をし…という記述が誤りです。子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにすることは大切ですが、一人ひとりの子どもに寄り添い、その子に合った対応で園生活をサポートしていく必要があります。

 

D→〇

 記述のとおりです。保育をする中で、様々な国籍や文化の違いを認め合い、お互いに尊重する心を育みます。

 

E→〇

 記述のとおりです。「男の子(女の子)はこうあるべき!」という固定概念を保育士が子どもに植え付けてはいけません。どのような性や個人差であっても、互いに認め合い、尊重できるように伝えていきます。

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:○  E:○

正答です。

参考になった数3