保育士 過去問
令和4年(2022年)前期
問24 (教育原理 問5)
問題文
次のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」第4「指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価」の一部として、誤ったものを一つ選びなさい。
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 問24(教育原理 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」第4「指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価」の一部として、誤ったものを一つ選びなさい。
- 指導の過程を振り返りながら幼児の理解を進め、幼児一人一人のよさや可能性などを把握し、指導の改善に生かすようにすること。その際、他の幼児との比較や一定の基準に対する達成度についての評定によって捉えるものではないことに留意すること。
- 幼児の行う具体的な活動は、生活の流れの中で様々に変化するものであることに留意し、幼児が望ましい方向に向かって自ら活動を展開していくことができるよう必要な援助をすること。
- 幼児期は直接的な体験が重要であることを踏まえ、視聴覚教材やコンピュータなど情報機器を使用しないようにすること。
- 言語に関する能力の発達と思考力等の発達が関連していることを踏まえ、幼稚園生活全体を通して、幼児の発達を踏まえた言語環境を整え、言語活動の充実を図ること。
- 幼児が次の活動への期待や意欲をもつことができるよう、幼児の実態を踏まえながら、教師や他の幼児と共に遊びや生活の中で見通しをもったり、振り返ったりするよう工夫すること。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
1.適切です。
幼児一人一人に違いがあることは当たり前で、指導の改善方法も違うことは自然です。また、評価とはよりよい指導の改善をするためにおこなうものであり、幼児同士を比較したり達成度を評定するものではありません。
2.適切です。
幼児が望ましい方向に向かって能動的な活動をすることは大切です。それを導くためにも日々の幼児の活動に注視し、どう流れているかを見ておきましょう。
3.不適切です。
直接的体験(ものや事に直接触れる活動)が重要であることは適切ですが、
間接的体験(視聴覚教材やコンピュータ)を排除するのは不適切です。バランスが大事です。
4.適切です。
言語の発達が著しい時期です。その発達を促す環境を整えることは重要です。
5.適切です。
教師や他の幼児など、自分以外の存在とともに遊び、生活することは適切です。
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02
正解は3です。
1 、〇
幼児のそれぞれの個性を活かした指導をすることは適切です。
2 、〇
周りの環境やその日の体調などで、日々変化するので、その子どもに合った援助をするべきです。
3、✕
幼児期は直接的な体験も重要ですが、視聴覚教材やコンピュータなど使った間接的な体験をすることも成長する上で重要になってきます。
4、〇
言語活動の充実を図るためには、友達や周りの大人から受ける良質な言語環境がとても重要になってきます。
5、〇
幼児が意欲的に園での活動に参加できるように、教師が活動内容を工夫することは重要です。
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03
1→〇
適切です。子どもは一人ひとり違うので画一的に見るのではなく、個人に寄り添った対応や保育が望ましいです。反対に他の幼児と比較したり、達成度によって評価したりすることは望ましくありません。
2→〇
適切です。子どもは毎日同じではありません。その日の体調や気持ちによって、昨日はできたことができなくなったり、突然自信を失って前向きに取り組めなかったりすることあります。その日の子どもの様子を見て、それに寄り添った保育(関わり・援助)ができるようにしていきましょう。
3→×
不適切です。すべてのことにおいて直接体験ができることが望ましいかもしれませんが、写真や動画等で間接的に体験することで学びにつながることもあります。全て排除してしまうのは望ましくありません。
4→〇
適切です。子どもは遊びや生活の中で多くの言葉に触れながら学習していきます。また、思考力に関しても遊びを通じて経験を深めていきます。画一的に文字や言葉を教えるのではなく、生活の中で様々な言葉や思考に触れて、自らの生活に活かせるようにしていきたいです。
5→〇
適切です。幼児教育は小学校教育と違い、遊びや生活が連続する中で経験を通して学ぶ場所です。意欲的に取り組みたい気持ちを育み、期待を持って次の活動や翌日の園生活に臨めるように、保育者は環境を整える必要があります。
正答です。
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