保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
社会的養護 問10

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会的養護 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Lさん( 20代、女性)とその娘のMちゃん( 4歳、女児)は、2年前から母子生活支援施設で暮らしている。Lさんの元夫からのDVが理由である。母子ともに入所当初、情緒的に混乱している様子がみられた。しかしLさんは、母子支援員との信頼関係の構築や、離婚の手続きが完了したこと、心療内科通院による治療により、最近は落ち着いた暮らしができている。半年前から始めた事務の仕事にも慣れ、安定した収入が得られる見通しが立ち、Lさんから退所の意向が示された。ただしMちゃんは今でも、大人の男性を怖がったり、大きな音に対して過敏に反応して泣き出したりするなど、情緒的に不安定な面がある。

【設問】
次のうち、Lさんを担当する母子支援員の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  母子生活支援施設の退所に際しては、児童相談所の措置解除の手続きが必要であることをLさんに伝える。
B  退所後のアフターケアが効果的に行われるよう、退所後の支援計画を作成する。
C  必要に応じて、退所後に生活する地域の関係機関や団体とネットワークを形成する。
D  Mちゃんの情緒面が心配であるため、退所を思いとどまるように指導する。
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

A.×

母子生活支援施設の退所に際して、児童相談所の措置解除の手続きがは不要です。

B.〇

退所して終わり、ではなく継続的な支援は必要です。

C.〇

Bと同じく、退所して終わりではなく、母子生活支援施設を出た後の生活する地域での支援も必要なので、その地域の関係機関と連携するのは適切です。

D.×

心配なことは助言として伝えてましょう。

思いとどまるよう指導するのは不適切です。

参考になった数38

02

正解は3です。

A、✕

母子生活支援施設の退所に関して、児童相談所の措置解除の手続きは

必要ではありません。

B、〇

退所後、新しい生活でまた問題が出たときに対応できるよう、支援計画を

作成することは重要です。

C、〇

子育てをしている母親が孤立しないよう、退所後に生活する地域の関係機関や

団体とネットワークを形成することは大切です。

D、✕

退所してからのアフターケアをしっかり行って、Mちゃんの心身の健康状態を

把握することが重要です。

参考になった数14