保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
社会福祉 問5
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 社会福祉 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、保育と相談援助に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「保育所保育指針解説」では、保育士等は援助の内容によって、ソーシャルワークやカウンセリング等の知識や技術を援用することが有効であるとされている。
B 「保育所保育指針」では、保護者の気持ちを受け止めること、保護者の自己決定を尊重すること、知り得た事柄の秘密を保持することが、子育て支援の基本的事項として示されている。
C 「保育所保育指針解説」では、保育所における子育て支援について、地域において子育て家庭に関するソーシャルワークの中核を担う機関と連携をとる必要があり、そのためにソーシャルワークの基本的な姿勢や知識、技術を理解し、支援を展開することが望ましいとされている。
A 「保育所保育指針解説」では、保育士等は援助の内容によって、ソーシャルワークやカウンセリング等の知識や技術を援用することが有効であるとされている。
B 「保育所保育指針」では、保護者の気持ちを受け止めること、保護者の自己決定を尊重すること、知り得た事柄の秘密を保持することが、子育て支援の基本的事項として示されている。
C 「保育所保育指針解説」では、保育所における子育て支援について、地域において子育て家庭に関するソーシャルワークの中核を担う機関と連携をとる必要があり、そのためにソーシャルワークの基本的な姿勢や知識、技術を理解し、支援を展開することが望ましいとされている。
- A:○ B:○ C:○
- A:○ B:○ C:×
- A:○ B:× C:○
- A:× B:○ C:○
- A:× B:× C:○
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は1です。
A.〇
現在は少子化や核家族化が進んでおり、地域内の繋がりが薄くなっています。その中で子育てでの孤立感や精神的負担、子育ての知識が足りずに不安や悩みを抱える保護者がいます。そういった保護者に対しては保育士等が有する専門性を活かした支援が必要です。また、内容によってはソーシャルワークやカウンセリングの知識・技術を援用することが有効な場合もあります。
「保育所保育指針解説」の第4章子育て支援 2 保育所を利用している保護者に対する子育て支援(3)不適切な養育等が疑われる家庭への支援 に上記の旨の記載があります。
B.〇
保護者の地域や家庭の実態を踏まえ、気持ちを受け止め、保護者と保育所の信頼関係を基に、保護者の自己決定を尊重することが基本となっています。保育所が保育に関して独断で判断・決定をするのは不適切です。
「保育所保育指針」第4章 1 保育所における子育て支援に関する基本的事項(1)保育所の特性を生かした子育て支援 に上記の旨の記載があります。
C.〇
保育所はその機能や専門性を十分に生かして、その上で関係機関等の役割や機能も理解し、必要であれば連携・協働を意識して保護者に対して子育て支援をしなければなりません。ソーシャルワークの中核を担う機関と連携する場合は、保育所はそのソーシャルワークやカウンセリングの基本的な知識や技術も理解しておくことが望ましいです。
「保育所保育指針解説」の第4章子育て支援 1 保育所における子育て支援に関する基本事項(2)子育て支援に関して留意すべき事項 に上記の旨の記載があります。
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02
正解は1です。
【ポイント】
保育所保育指針のキーワードを押さえておけば解ける問題です。
3つの設題全て、相談援助において重要な内容になるため、ここの内容は押さえておきたいです。
また、「保育所保育指針 子育て支援」と入力して検索すると、厚生労働省のHP第4章子育て支援が出てきます。閲覧すると、子育て支援におけるキーワードが赤字で載っているので、一度目を通してみてください。
A、〇
→保育士は、子どもの発育発達の支援を行うだけでなく、子育てしやすい環境づくりに取り組み、保護者が抱えている悩みに寄り添うことも大切な仕事内容です。
<詳細>
ソーシャルワークとは、より良い社会を実現していくために、仕組みや制度を変えていこう、整えていこうという取り組みのことです。
カウンセリングとは、専門知識やスキルを持ったカウンセラーとの対話によって、クライエント(相談者)抱える悩みや困りごとを解決できるよう導くプロセスです。
B、〇
→設題に書かれたキーワード「受容・自己決定の尊重・秘密保持」これら全て、子育て支援を行う上での基盤となります。
<詳細>
対人支援で重要なのは、信頼関係を築くことです。信頼関係を築くことで、『この先生は安心できる』『今度、先生に相談してみよう』と思ってもらえます。
【ポイント】に書いたように、厚生労働省のHP第4章子育て支援のサイトにキーワードが記載されているので、目を通してみてください。
C、〇
→保育所の役割として、地域の子育て家庭に対する支援が求められています。
<詳細>
地域の子育て家庭に対する支援を保育所だけで行うことは難しいケースもあるため、地域の子育て支援センター、子育て広場、児童相談所などと連携をして、適切な支援が受けられるようにサポートしていくことが重要です。
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03
「保育所保育指針」は複数の科目で頻出項目のため、しっかり目を通しておきましょう。
今回はすべて「保育所保育指針解説」第4章子育て支援に記載のある内容です。
A→〇
「保育所保育指針解説」第4章子育て支援【不適切な養育等が疑われる家庭への支援】に記載があります。
地域内における家庭間のつながりの希薄化もあり、子育てに関する知識が乏しかったり、孤立化してしまうことで子どもに対して不適切な関わりをしてしまう保護者もいます。こういった保護者に対しては保育所の専門性を活かし、支援することが必要となります。
B→〇
「保育所保育指針解説」第4章子育て支援【保育所における子育て支援に関する基本的事項】に記載があります。
援助の過程において、保護者のありのままを受容し自己決定を尊重する態度が必要となりますが、大前提として安心して話せる状態ができていること、プライバシーの保護や守秘義務が守られていることが大切となります。
C→〇
「保育所保育指針解説」第4章子育て支援【子育て支援に関して留意すべき事項】に記載があります。
関係機関との連携・協力や地域の情報の把握、保護者への情報提供に関しては、保育所全体での理解の共有や、担当者を中心とした保育士等の連携体制の構築に努め、組織全体で取り組むことが重要です。
正解です。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。
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04
正解は「A:○ B:○ C:○」です。
A:○
保育は子どもと関わるだけでなく、地域や保護者との関わりが大切です。
B:○
子ども一人ひとり違うように、保護者も一人ひとり性格や考え方が違います。その人にあった支援を考え、行いましょう。
C:○
保育所はその地域において子育て家庭に関するソーシャルワークの中核を担う機関と連携をとる必要があります。
正解です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
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