保育士の過去問
令和4年(2022年)前期
子どもの保健 問6
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)前期 子どもの保健 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【Ⅰ群】の感染症と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 水痘
B 溶連菌感染症
C 伝染性紅斑
D 風しん
E 咽頭結膜熱
【Ⅱ群】
ア 秋から春にかけて流行し、両頬に赤い発しんがみられ、手足にレース様の紅斑ができる。妊娠前半期に感染すると胎児に影響を及ぼす。
イ 軽い発熱とともに発しんが表れ、最初は小紅斑で、やがて丘疹となり水疱ができる。いろいろな状態の発しんが同時にみられる。痂皮になると感染性はないものと考えられる。
ウ 急に39℃の発熱があり、目の結膜が赤くなり目やにが出て、喉の痛みを訴える。年間を通じて発生するが、夏季に多い。
エ 発熱があり、のどの痛みを訴える。手足、顔に発しんがみられ、舌がイチゴのように赤く腫れる。
オ 発熱があり、顔や首のまわりに発しんが表れ、頸部のリンパ節が腫れる。妊娠初期に感染すると胎児に影響を及ぼす。
【Ⅰ群】
A 水痘
B 溶連菌感染症
C 伝染性紅斑
D 風しん
E 咽頭結膜熱
【Ⅱ群】
ア 秋から春にかけて流行し、両頬に赤い発しんがみられ、手足にレース様の紅斑ができる。妊娠前半期に感染すると胎児に影響を及ぼす。
イ 軽い発熱とともに発しんが表れ、最初は小紅斑で、やがて丘疹となり水疱ができる。いろいろな状態の発しんが同時にみられる。痂皮になると感染性はないものと考えられる。
ウ 急に39℃の発熱があり、目の結膜が赤くなり目やにが出て、喉の痛みを訴える。年間を通じて発生するが、夏季に多い。
エ 発熱があり、のどの痛みを訴える。手足、顔に発しんがみられ、舌がイチゴのように赤く腫れる。
オ 発熱があり、顔や首のまわりに発しんが表れ、頸部のリンパ節が腫れる。妊娠初期に感染すると胎児に影響を及ぼす。
- A:ア B:ウ C:オ D:エ E:イ
- A:イ B:ウ C:オ D:ア E:エ
- A:イ B:エ C:ア D:オ E:ウ
- A:ウ B:エ C:ア D:オ E:イ
- A:オ B:エ C:ア D:イ E:ウ
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「3」です。
A 水痘→イ
水ぼうそうとも言われています。
痴皮はかさぶたのことを指します。
全身の発疹がかさぶたの状態になれば登園は可能となります。
B 溶連菌感染症→エ
流行時期は「春から初夏にかけて」と「冬」と言われています。
この病気のワクチンは開発されていないため、
手洗いうがいをしっかり行い、感染を防ぐことが大切です。
C 伝染性紅斑→ァ
りんご病ともいわれる病気です。発疹は1∼2週間続きます。
文章に書かれている通り、妊娠中に感染すると胎盤を通して
胎児に感染します。
胎児に感染した場合、約10%が流産か死産してしまいます。
D 風しん→オ
発症を予防するにはワクチン接種が効果的と言われています。
妊娠初期に感染すると胎児にも感染し、難聴や白内障、先天性心疾患
(心臓・大動脈等における形成異常のこと)を特徴とした先天性風しん症候群
を持って生まれてくる可能性が高くなるため、注意が必要となります。
E 咽頭結膜熱→ウ
プール熱とも言われています。
プールの水を介して人から人へ移ることからプール熱と言われるように
なりましたが、プールだけでなく接触感染でもこの病気を引き起こすこと
があります。
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02
症状が特徴的な感染症は答えやすいので、まずはそこから選択肢を絞っていくと答えやすいと思います。
この問題だとAとCが特に答えやすいと思うので、先に答えを出して選択肢を絞りましょう。
また、ここで出てきた5つの感染症は今後も出題される可能性が高いので、それぞれの特徴は押さえておきたいです。
『水痘(水ぼうそう)』
…小さな斑点の発疹が見られ、水疱(水ぶくれ)を形成したり、かさぶたができます。
『溶連菌感染症』
…保育現場ではよく聞く感染症です。
細菌が主にのどに感染して、のどが痛くなったり、熱が出ます。咳や鼻水は
あまり出ません。
口の中が特徴的で、舌が苺のように赤く、ぼつぼつしてきます(はじめは
白くなります)。
『伝染性紅斑(りんご病)』
…両方の頬に発疹が広がってりんごのように赤くなることが特徴です。
腕や太ももなどにレース状の赤い発疹があらわれることもあります。
『風しん』
…発熱、発疹、リンパ節が腫れるのが特徴のウイルス性発疹症です。
妊娠初期に感染すると、出生児は先天性風疹症候群 (CRS)と総称される
障がいを引き起こすことがあります。妊娠を希望する人は抗体検査をして、
免疫がなければワクチン接種をすることがすすめられています。
『咽頭結膜熱(プール熱)』
…咽頭炎(のどの痛み)、結膜炎(目の充血)、39℃前後の発熱が、数日から
1週間続きます。
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03
A:イ 水痘
一般に水ぼうそうと呼ばれます。
B:エ 溶連菌感染症
保育現場でよく見られる疾患です。薬を飲んで24時間経過すると感染力はなくなると言われています。
C:ア 伝染性紅斑
子どもの場合、無症状で経過することもありますが大人が感染すると重症化しやすいです。
D:オ 風しん
予防にはワクチン接種が効果的です。妊娠初期に感染すると、出生児は先天性風疹症候群を発症することがあります。
E:ウ 咽頭結膜熱
プール熱とも言われる疾患です。喉の痛み、目の充血、高熱が1週間程度続きます。
誤りです。
誤りです。
正解です。
誤りです。
誤りです。
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