保育士 過去問
令和4年(2022年)前期
問129 (子どもの食と栄養 問10)

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)前期 問129(子どもの食と栄養 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、生涯発達における食生活に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

A  成人では、腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積の有無を判定し、それに加え、脂質異常、高血圧、高血糖の有無を調べて3項目のうち2項目以上該当した場合に、メタボリックシンドロームと判定する。
B  高齢期における過剰栄養は身体機能低下を誘導し、フレイル(虚弱)を引き起こす。
C  「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)によると、20歳以上の者における食塩摂取量の平均値は、減少傾向にあるものの、男女ともに食事摂取基準の目標量を超えて摂取している。
D  「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)によると、20歳以上の者における野菜摂取量の平均値は、男女とも20~40歳代が高く、「健康日本21(第二次)」(厚生労働省)の目標値350gを超えている。
  • A B
  • A C
  • B C
  • B D
  • C D

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは「(A C)」です。

A:文章の通りです。

腹囲は男性が85cm以上女性が90cm以上で、

かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が

基準から外れると

メタボリックシンドロームと診断されます。

B:高齢期における過剰栄養はフレイルとの関連はなく、

フレイルの原因は、

サルコペニア低栄養との関連が強いとされています。

※サルコペニアとは全身の筋肉が減少することです。

C:食塩の目標摂取量は8gだが、

20歳以上の平均で

男性は10.9g、女性は9.3gの食塩を摂取しているそうです。

D:野菜摂取量が多いのは男女ともに60歳以上です。

20∼40歳代は摂取量が少ないという結果が出ています。

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02

正解は「A C」です。

A:適切です。

メタボリックシンドロームは単に腹囲の大きさだけでは判定しません。

B:不適切です。

フレイルは低栄養等による身体機能低下のことを指します。

C:適切です。

食塩摂取量はやや減少していますが、それでも目標量を超えています。

D:不適切です。

野菜摂取量の平均値は男女共に20代~40代が低く、平均摂取量も目標を70グラムほど下回っています。

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03

正解は

「A C」

です。

選択肢2. A C

A:適切な記述です。

腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上であることや、身長と体重で計算する体格指数(BMI)を基準として、、脂質異常、高血圧、高血糖の有無を調べて3項目のうち2項目以上該当した場合にメタボリックシンドロームと判定しています。
 

B:不適切な記述です。
過剰栄養ではなく「低栄養」が身体機能低下を誘導し、フレイル(虚弱)を引き起こすとされています。フレイルは加齢により心身が老い衰えた状態のことを指します。

 

C:適切な記述です

「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)によると、20歳以上の者における食塩摂取量の平均値は、減少傾向にあるものの、男女ともに食事摂取基準の目標量を超えて摂取しています。
※最新のデータである令和5年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)においても、食塩摂取量の平均は男性10.7g、女性9.1gです。健康日本21(第3次)では目標値を7グラムと定めているため、男女ともに食事摂取基準の目標量を超えて摂取しています

D:不適切でな記述です。
20歳以上の者における野菜摂取量の平均値で最も高い年齢層は、男性は70歳以上で1日322.9g、女性は60~69歳で1日309.8gです。いずれの年齢も野菜摂取量は350gを超えていません。
※最新のデータである令和5年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)においては20歳以上の者における野菜摂取量の平均値で最も高い年齢層は、男性は70歳以上で1日282.2g、女性も70歳以上で1日279.6gです。

いずれの年齢も野菜摂取量は350gを超えていません。

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