保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
教育原理 問6

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)後期 教育原理 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  1950年代半ばに親たちが始めた活動が発祥で、子どもたちは朝集合場所の幼稚園に集まり、そこでその日の計画を話し合い、必要なものをかばんに入れて支度をし、1日野外で過ごす。
B  子どもの「今、ここにある生活」を重視し、実践者、研究者、マオリ(先住民)の人々の意見を集めてつくられたカリキュラムである。「学びの物語(Learning Stories)」と呼ばれる個々の子どもの記録が大切にされている。

【Ⅱ群】
ア  レッジョ・エミリア・アプローチ
イ  テ・ファリキ
ウ  森の幼稚園
エ  モンテッソーリ・メソッド
  • A:ア  B:イ
  • A:ア  B:エ
  • A:ウ  B:イ
  • A:ウ  B:エ
  • A:エ  B:イ

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この過去問の解説 (2件)

01

A 1950年代半ばに親たちが始めた活動が発祥で、子どもたちは朝集合場所の幼稚園に集まり、そこでその日の計画を話し合い、必要なものをかばんに入れて支度をし、1日野外で過ごす

→こちらの2か所がポイントです。

B 子どもの「今、ここにある生活」を重視し、実践者、研究者、マオリ(先住民)の人々の意見を集めてつくられたカリキュラムである。「学びの物語(Learning Stories)」と呼ばれる個々の子どもの記録が大切にされている。

→こちらの2か所がポイントです。

ア レッジョ・エミリア・アプローチ

1960年代にイタリアで導入されたカリキュラムです。子どもの主体性を大切にし、

アート活動やプロジェクト活動を積極的に取り入れています。

保育者からの決められた活動ではなく、子どもたちのグループと共に一つのことに取り組み、

協調性や自立心を身に着けることがねらいです。

イ テ・ファリキ

1996年にニュージーランドで導入されたカリキュラムです。

知識や技術の習得ではなく、社会的・文化的な学びや人との関わりを重視しており、

子どもたちの主体的な活動や子どもが自ら学ぶことを大切にしています。

ラーニングストーリーという「連絡帳」のようなもので子どもの成長を記録し、

自己肯定感を育むきっかけの一つにもしています。

ウ 森の幼稚園

自然体験活動を基本にした子育て・保育、乳児・幼少期教育の総称で、

保育施設、育児サークル、NPO法人主催の団体など様々な形態で活動が行われています。

自然の中で遊び、過ごすことで豊かな感性や子ども自身で考える力を育んだりすることがねらいです。

1950年代にデンマークの一人の母親が森で保育を行ったことが始まりとされています。

エ モンテッソーリ・メソッド

1900年代にイタリアのマリア・モンテッソーリという医師によって開発されました。

年齢により決められた活動等ではなく、子ども一人一人の興味のあることを集中して行う中での学び、問題解決能力の獲得をねらいとしています。

大人が何かを教えるのではなく、子ども自らが主体的に行える環境を整えたり、

子どもが自分でできるようなサポートをするという特徴があります。

モンテッソーリ・メソッドの中で行われる活動は「お仕事」と呼ばれています。

よって、

A ウ  B イ 

となる選択肢が正解です。

選択肢1. A:ア  B:イ

不適切です。

選択肢2. A:ア  B:エ

不適切です。

選択肢3. A:ウ  B:イ

適切です。

選択肢4. A:ウ  B:エ

不適切です。

選択肢5. A:エ  B:イ

不適切です。

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02

A:1950年代半ばに親たちが始めた活動が発祥で、子どもたちは朝集合場所の幼稚園に集まり、そこでその日の計画を話し合い、必要なものをかばんに入れて支度をし、1日野外で過ごす

→こちらの2か所がポイントです。

 

B:子どもの「今、ここにある生活」を重視し、実践者、研究者、マオリ(先住民)の人々の意見を集めてつくられたカリキュラムである。

「学びの物語(Learning Stories)」と呼ばれる個々の子どもの記録が大切にされている

→こちらの2か所がポイントです。

選択肢3. A:ウ  B:イ

組み合わせが一致するため、適切です。

まとめ

カリキュラムの特徴を覚えておくことがカギとなります。

参考になった数5