保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
社会的養護 問8
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 社会的養護 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、児童養護施設における子どもの養育・支援の記録に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。
A 記録は、職員の主観的な視点を中心に記録する。
B 措置解除後の記録を残す必要はなく、入所から退所までの期間を記すこととなっている。
C 養育・支援の実施状況を、家族及び関係機関とのやりとり等を含めて適切に記録する。
D 異動や退職等による担当職員の交替時に、養育を引き継いでいくための資料となる。
A 記録は、職員の主観的な視点を中心に記録する。
B 措置解除後の記録を残す必要はなく、入所から退所までの期間を記すこととなっている。
C 養育・支援の実施状況を、家族及び関係機関とのやりとり等を含めて適切に記録する。
D 異動や退職等による担当職員の交替時に、養育を引き継いでいくための資料となる。
- A,B
- A,C
- A,D
- B,D
- C,D
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この過去問の解説 (2件)
01
「児童養護施設運営指針」(平成24年3月厚生労働省)
「3.自立支援計画、記録 」
「(2)子どもの養育・支援に関する適切な記録」に
以下の記載があります。
「①子ども一人一人の養育・支援の実施状況を適切に記録する。
・入所からアフターケアまでの養育・支援の実施状況を、家族及び関係機関とのやりとり等を含めて適切に記録する。
・記録内容について職員間でばらつきが生じないよう工夫する。
②子どもや保護者等に関する記録の管理について、規程を定めるなど管理体制を確立し、適切に管理を行う。
・記録の管理について個人情報保護と情報開示の観点から、研修を実施する。
・守秘義務の遵守を職員に周知する。
③子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取組を行う。
・施設における情報の流れを明確にし、情報の分別や必要な情報が的確に届く仕組みを整備する。
・施設の特性に応じて、ネットワークシステム等を利用して、情報を共有する仕組みを作る。」
よって、
A→職員の主観的な視点を中心にではなく、職員間でばらつきが生じないように、客観的に記録するため、不適切です。
B→入所から退所まででなく、入所からアフターケアまでの養育・支援の実施状況をきろくする必要があるため、不適切です。
C→①に記載があるため、適切です。
D→記録内容について職員間でばらつきが生じないように工夫するとともに、子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取組を行っているため、適切です。
これにより、
C、Dの組み合わせが正解です。
A、Bどちらも一致しないため、不適切です。
Aが一致しないため、不適切です。
A、Dどちらも一致しないため、不適切です。
Bが一致しないため、不適切です。
C、Dどちらも一致するため、適切です。
子どもの養育・支援には、職員の連携がかかせません。
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02
厚生労働省による「児童養護施設運営指針」には次のように示されています。
(2)子どもの養育・支援に関する適切な記録
①子ども一人一人の養育・支援の実施状況を適切に記録する。
・入所からアフターケアまでの養育・支援の実施状況を、
家族及び関係機関とのやりとり等を含めて適切に記録する。
・記録内容について職員間でばらつきが生じないよう工夫する。
②子どもや保護者等に関する記録の管理について、規程を定めるなど管理体制を確立し、
適切に管理を行う。
・記録の管理について個人情報保護と情報開示の観点から、研修を実施する。
・守秘義務の遵守を職員に周知する。
③子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取組を行う。
・施設における情報の流れを明確にし、情報の分別や必要な情報が的確に届く仕組みを整備する。
・施設の特性に応じて、ネットワークシステム等を利用して、情報を共有する仕組みを作る。
そのため、
A 不適切です。
主観的ではなく、客観的に記録することで職員間でのばらつきが無いようにします。
B 不適切です。
入所からアフターケアまでの支援状況を記録する必要があります。
C 適切です。
D 適切です。
よって、C、D の組み合わせの選択肢が適切です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
適切です。
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