保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
子ども家庭福祉 問10
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 子ども家庭福祉 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」(2020(令和2)年1月厚生労働省)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 0歳で委託された児童の委託先は、里親より乳児院が多い。
B 児童養護施設に委託された児童の在所平均期間は、10年を超える。
C 児童養護施設の「児童の委託(入所)経路」で最も多いのは、「家庭から」である。
D 児童養護施設の「委託(入所)時の保護者の状況」では、「両親又は一人親あり」の割合が90%を超える。
A 0歳で委託された児童の委託先は、里親より乳児院が多い。
B 児童養護施設に委託された児童の在所平均期間は、10年を超える。
C 児童養護施設の「児童の委託(入所)経路」で最も多いのは、「家庭から」である。
D 児童養護施設の「委託(入所)時の保護者の状況」では、「両親又は一人親あり」の割合が90%を超える。
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:○
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:○
- A:× B:× C:○ D:×
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この過去問の解説 (2件)
01
「児童養護施設入所児童等調査の概要」とは、
児童福祉法に基づいて、里親等に委託されたり養護施設等に措置されている児童等の実態を明らかにして、
保護が必要な児童の福祉増進のための基礎資料を得ることを目的として、
おおむね5年ごとに実施しているものです(前回調査は平成25年2月1日に実施)。
今回は平成30年2月1日時点について、全国の里親委託児童、児童養護施設の入所児童、
児童心理治療施設の入所児童、児童自立支援施設の入所児童、乳児院の入所児童、
母子生活支援施設の児童及び保護者、ファミリーホーム委託児童、自立援助ホーム入居児童、
並びに障害児入所施設の入所児童の全員を対象として調査を行いました。
A 0歳で委託された児童の委託先は、里親より乳児院が多い。
→〇です。里親164人(全体の3%)、乳児院662人(全体の21.9%)となっています。
(「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」関係資料 2p表1より)
B 児童養護施設に委託された児童の在所平均期間は、10年を超える。
→×です。児童養護施設の在所平均期間は5.2年です。
(「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」関係資料 4p表3より)
C 児童養護施設の「児童の委託(入所)経路」で最も多いのは、「家庭から」である。
→〇です。児童養護施設の委託経路で最も多いのは家庭からで、16779人(62.1%)となっています。
次いで「乳児院から」(6019人22.3%)、「児童養護施設から」(1048人3.9%)、
「ほかの児童福祉施設から」(850人、3.1%)、「里親家庭から」(619人2.3%)…と続いています。
(「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」関係資料 5p表4より)
D 児童養護施設の「委託(入所)時の保護者の状況」では、「両親又は一人親あり」の割合が90%を超える。
→〇です。児童養護施設の「委託(入所)時の保護者の状況」では、「両親又は一人親あり」の人数は25,223人で93.3%です。
「両親ともいない」が1384人5.1%、「両親とも不明」が359人1.3%、「不詳」60人0.3%となっています。
(「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」関係資料 14p表13-1より)
よって、
A 〇 B × C 〇 D 〇
の選択肢が正解です。
不適切です。
適切です。
不適切です。
不適切です。
不適切です。
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02
A:0歳で委託された児童の委託先は、里親より乳児院が多い。
「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」P2「表1 現在の年齢別児童数」より、里親164人で全体の3%、乳児院662人で全体の21.9%と結果が出ており、一致しているため〇です。
B:児童養護施設に委託された児童の在所平均期間は、10年を超える。
「児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」P4「表3 委託期間又は在所期間別児童数」より、児童養護施設の在所平均期間は5.2年と結果が出ており、一致しないため×です。
C:児童養護施設の「児童の委託(入所)経路」で最も多いのは、「家庭から」である。
児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」P5「表4 委託経路又は入所経路別児童数」より、児童養護施設の委託経路で最も多いのは家庭からで、16779人で62.1%と結果が出ており、一致するため、〇です。
D:児童養護施設の「委託(入所)時の保護者の状況」では、「両親又は一人親あり」の割合が90%を超える。
児童養護施設入所児童等調査の概要(平成30年2月1日現在)」P14「表13-1 委託(入所)時の保護者の状況別児童数」より、児童養護施設の「委託(入所)時の保護者の状況」では、「両親又は一人親あり」の人数は25,223人で93.3%と結果が出ており、一致するため、〇です。
よって、
A:〇 B:× C:〇 D:〇
の選択肢が適切です。
B、C、Dが一致しないため、不適切です。
全ての選択肢が一致するため、適切です。
Cが一致しないため、不適切です。
A、Bが一致しないため、不適切です。
A、Dが一致しないため、不適切です。
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