保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
子ども家庭福祉 問18

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)後期 子ども家庭福祉 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、日本と諸外国における子どもや家庭の統計に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「令和2年版少子化社会対策白書」(2020(令和2)年内閣府)によると、6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)で、日本の妻の1日当たりの家事・育児平均時間が、記載国※の中で最も長かった。
B  「令和2年版少子化社会対策白書」(2020(令和2)年内閣府)によると、6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)で、日本の夫の1日当たりの家事・育児平均時間が、記載国※の中で最も短かった。
C  「令和3年版男女共同参画白書」(2021(令和3)年内閣府)によると、OECD諸国の女性(15~64歳)の就業率(2019(令和元)年)で、日本はOECD平均より高いことが示されている。

※記載のある7か国日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデン、ノルウェー
  • A:○  B:○  C:○
  • A:○  B:○  C:×
  • A:○  B:×  C:×
  • A:×  B:○  C:○
  • A:×  B:×  C:×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「A:〇  B:〇  C:〇」です。

この問題は「令和2年版少子化社会対策白書」(2020(令和2)年内閣府)と

「令和3年版男女共同参画白書」(2021(令和3)年内閣府)を見ながら考えましょう。

A:〇 

「令和2年版少子化社会対策白書」(2020(令和2)年内閣府)を見ると、

6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)で、

日本の妻の1日当たりの家事・育児関連時間が7:34とあり、記載国の中で最も長い事が分かります。

他の国は6:00前後で、日本が圧倒的に長いです。

B:〇 

同じく、「令和2年版少子化社会対策白書」(2020(令和2)年内閣府)を見ると、

6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)で、

日本の夫の1日当たりの家事・育児平均時間が1:23と最も短い事が分かりました。

他の国は3:00前後で、圧倒的に短いです。

C:〇  

「令和3年版男女共同参画白書」(2021(令和3)年内閣府)を見ると、

OECD諸国の女性(15~64歳)の就業率(2019(令和元)年)で、

日本はOECD平均より高いことが示されています。

令和元年OECD平均は61.3%で、日本は71.0%となっていて平均より高い事が分かります。

選択肢1. A:○  B:○  C:○

正解です。

選択肢2. A:○  B:○  C:×

上記説明より、誤りです。

選択肢3. A:○  B:×  C:×

上記説明より、誤りです。

選択肢4. A:×  B:○  C:○

上記説明より、誤りです。

選択肢5. A:×  B:×  C:×

上記説明より、誤りです。

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02

日本と諸外国における子どもや家庭の統計に関する問題です。

A. 「令和2年版 少子化社会対策白書」(2020(令和2)年 内閣府)

令和2年版 少子化社会対策白書 全体版(PDF版) (cao.go.jp)の第1部 少子化対策の現状 

第1章 少子化をめぐる現状 5.出産・子育てをめぐる意識等 をご覧ください。

P.29、「第1-1-28図 6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)」のグラフを見ると、日本の妻の1日当たりの家事・育児平均時間が、記載のある7か国の中で最も長かったことがわかります。

長い順に、日本7:34、ドイツ6:11、イギリス6:09、フランス:5:49、アメリカ5:40、スウェーデン5:29、ノルウェー5:26の順です。

よってAは適切です。

B. 「令和2年版 少子化社会対策白書」(2020(令和2)年 内閣府)

令和2年版 少子化社会対策白書 全体版(PDF版) (cao.go.jp)の第1部 少子化対策の現状 

第2章 少子化をめぐる現状 5.出産・子育てをめぐる意識等 をご覧ください。

P.29、「第1-1-28図 6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)」のグラフを見ると、日本の夫の1日当たりの家事・育児平均時間が記載のある7か国の中で最も短かったことがわかります。

短い順に、日本1.23、フランス2.30、イギリス2.46、ドイツ3.00、アメリカ3.10、ノルウェー3.12、スウェーデン3.21です。

よってBは適切です。

C. 「令和3年版 男女共同参画白書」(2021(令和3)年 内閣府)OECD諸国の女性(15~64歳)の就業率(2019(令和元)年)

I-2-2図 OECD諸国の女性(15~64歳)の就業率(令和元(2019)年) | 内閣府男女共同参画局 (gender.go.jp)にアクセスして、I-2-2図 OECD諸国の女性(15~64歳)の就業率(令和元(2019)年)をご覧ください。

棒グラフから、OECDの平均は61.3%、日本は71.0%ですので日本はOECD平均より高いことがわかります。

よってCは適切です。

選択肢1. A:○  B:○  C:○

正解の選択肢です。

選択肢2. A:○  B:○  C:×

Cが誤りです。

選択肢3. A:○  B:×  C:×

BとCが誤りです。

選択肢4. A:×  B:○  C:○

Aが誤りです。

選択肢5. A:×  B:×  C:×

A・B・Cともに誤りです。

まとめ

「令和2年版 少子化社会対策白書」(2020(令和2)年 内閣府)や「令和3年版 男女共同参画白書」(2021(令和3)年 内閣府)を確認しておきましょう。

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03

夫婦の家事分担女性の労働についての問題です。

「令和2年版少子化社会対策白書」(2020(令和2)年内閣府)と「令和3年版男女共同参画白書」(2021(令和3)年内閣府)を参考に設問について解説します。

A ○です。

女性が子育てや家事に費やす時間は、2016年時点で1日当たり 454分です。これは、先進国の中で最高です。

B ○です。

男性が子育てや家事に費やす時間は、2016年時点で1日当たり 83分です。これは、先進国の中で最低です。

C ○です。

OECD諸国の女性(15〜64歳)の就業率(令和元(2019)年)の図より確認できます。

上記より、正解は以下のようになります。

「A:○ B:○ C:○」

選択肢1. A:○  B:○  C:○

正解です。

選択肢2. A:○  B:○  C:×

不正解です。

選択肢3. A:○  B:×  C:×

不正解です。

選択肢4. A:×  B:○  C:○

不正解です。

選択肢5. A:×  B:×  C:×

不正解です。

まとめ

難しい問題です。

夫婦の家事分担や女性の労働については、たびたびマスコミなどでも話題になります。子育てや親に関する情報はチェックしておきましょう。

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