問題
A 生後2か月頃には首がしっかりすわる。
B 生後3~4か月頃には両手を合わせて遊ぶことができる。
C 生後6~7か月頃には一人座りができる。
D 生後9~10か月頃には親指を使って小さなものをつかむ。
E 生後12か月頃には一人で安定した歩きをする。
精神運動機能発達に関する問題です。発達には個人差があることを大前提に、「ほぼ半数の子どもができるようになる時期」をしっかりと確認しておきましょう。
A:誤りです。
首がしっかり座るのは、3~4か月です。
B:正しいです。
C:正しいです。
D:正しいです。
E:誤りです。
生後12か月でひとり歩きを始める子どもは、全体の50%を下回っており、また、まだ安定した歩きではありません。
1歳3ヶ月頃には最初の一歩を踏み出す子どもが50%を超え、2歳が近づくにつれて、足取りがしっかりしてきます。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解の選択肢です。
上記説明より、誤りです。
上記説明より、誤りです。
正解は、「A:× B:○ C:○ D:○ E:×」です。
この問題のポイントは以下のとおりです。
生後まもなくから1歳ごろまでの発達について理解することです。
では、問題を見ていきましょう。
・生後4か月ごろには首が座るとされています。
・生後9か月からの検診項目にもなっています。
・一人座りができるのは生後6~7か月頃と言われています。
・生後9か月からの検診項目にもなっています。
適切です。
・生後9か月からの検診項目にもなっています。
・生後3~4か月ごろには両手を合わせて遊ぶとされています。
生後まもなくから幼児までの発達の特徴を調べておきましょう。
精神運動機能発達に関して、ほぼ半数の子どもができるようになる時期についての問題です。
1.2ヶ月頃 追視、あやすと笑う
2.3~4ヶ月頃 首がすわる 両手を合わせ遊ぶことができる
3.5~6ヶ月頃 寝返り
4.7ヶ月頃 おすわり、人見知り
5.8~10ヶ月頃 ハイハイ、つかまり立ち、親指と他の指で物を挟む
6.11ヶ月~1歳頃 つたい歩き、ひとり立ち、1語、コップで水を飲む
7.1歳半頃 独り歩き、なぐり書き、他の児に興味を持つ
(参考資料:https://www.doctor-1.com/archives/702 追筆あり)
一つ一つの選択肢をみていきましょう。
A 生後2か月頃には首がしっかりすわる。
不適切です。
首がしっかり座るのは、生後3~4ヶ月です。
B 生後3~4か月頃には両手を合わせて遊ぶことができる。
適切です。
C 生後6~7か月頃には一人座りができる。
適切です。
D 生後9~10か月頃には親指を使って小さなものをつかむ。
適切です。
E 生後12か月頃には一人で安定した歩きをする。
不適切です。
一人で安定した歩きをするのは、生後1歳半位からです。
生後12か月頃には伝い歩きをし始めます。
これより正解は、「A:× B:○ C:○ D:○ E:×」です。
AとDが誤りです。
A・C・D・Eが誤りです。
正解の選択肢です。
CとEが誤りです。
BとEが誤りです。
生後間もなくから5歳くらいまでの精神機能発達に関して、時期と発達段階を把握しておきましょう。