保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
子どもの食と栄養 問4
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問題
保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの食と栄養 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、たんぱく質に関する記述である。適切なものを一つ選びなさい。
- 炭素(C)、酸素(O)、水素(H)のみで構成されている。
- アミノ酸からなり、そのアミノ酸は100種類以上存在する。
- 食品の必須アミノ酸含有量のうち、最も高い必須アミノ酸を第一制限アミノ酸という。
- 糖質や脂質が不足した場合にエネルギーとして利用される。
- 精白米のアミノ酸スコアは100である。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題のポイントは以下の通りです。
たんぱく質とアミノ酸を結び付けて考えましょう。
では、問題を見ていきましょう。
炭素(C)、酸素(O)、水素(H)、窒素(N)から構成され、多数のアミノ酸が結合してできています。
ヒトのタンパク質を構成するアミノ酸は20種類です。
最小値を示すアミノ酸を「第一制限アミノ酸」と言います。
アミノ酸がエネルギーとして使われています。
93で、玄米が100となります。
たんぱく質についてまとめておきましょう。
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02
たんぱく質に関連する問題のなかでも特に、アミノ酸(必須アミノ酸、第一制限アミノ酸、アミノ酸スコア)に関する設問は頻出です。よく確認しましょう。
不適切です。
たんぱく質は、炭素(C)、酸素(O)、水素(H)の他、窒素(N)を一定量含みます。
不適切です。
20種類のアミノ酸で構成されています。
不適切です。
第一制限アミノ酸とは、食品に含まれる必須アミノ酸の中で、必要量に対する含有量が最も少ないものです。
適切です。
不適切です。精白米のアミノ酸スコアは93です。
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03
「たんぱく質」に関する問題です。
構成元素・アミノ酸の種類・第一制限アミノ酸の定義・糖質や脂質が不足した場合のエネルギー利用・アミノ酸スコアについて理解しておきましょう。
誤りです。
たんぱく質は、炭素(C)、酸素(O)、水素(H)のほかに窒素(N)で構成されています。
誤りです。
天然にはアミノ酸は約500種類ほど見つかっています。全アミノ酸のうち22種がタンパク質構成要素であり、ヒトでは20種から構成されています。動物が体内で合成できないアミノ酸を、その種にとっての必須アミノ酸と呼び、ヒトでは9種類のアミノ酸は食事から摂取しなければなりません。
正しくは、たんぱく質構成要素は「100種類以上」⇒「22種類」のアミノ酸に訂正です。
誤りです。
第一制限アミノ酸とは、食品の必須アミノ酸(ヒトでは9種類)含有量のうち、最も低い必須アミノ酸のことを指します。
「最も高い」⇒「最も低い」に訂正する必要があります。
正解の選択肢です。
たんぱく質は炭水化物(糖質)、脂質とともに三大栄養素です。糖質や脂質が不足した場合にはエネルギーとして利用されます。
誤りです。
食品中の必須アミノ酸の含有比率を評価するための数値です。(ウキペディアより)アミノ酸スコアが高いほど必須アミノ酸がバランスよく配合されており、良質たんぱく質であると言えます。
いわし・カツオ・鮭などの魚類、肉類や卵・牛乳・豆類などたんぱく質の食品は、どのアミノ酸も豊富に含まれておりアミノ酸スコア100となります。
精白米のアミノ酸スコアは93です。「100」⇒「93」に訂正する必要があります。
たんぱく質の特徴や用語の定義について、まとめて理解しておきましょう。
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