保育士の過去問
令和4年(2022年)後期
子どもの食と栄養 問13

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問題

保育士試験 令和4年(2022年)後期 子どもの食と栄養 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(厚生労働省)において、授乳婦に付加量の設定がある栄養素として、不適切なものを一つ選びなさい。
  • カルシウム
  • たんぱく質
  • 葉酸
  • ビタミンA

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この過去問の解説 (3件)

01

不適切なものを選択する問題です。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より「妊婦の食事摂取基準」を問う問題です。

各栄養素の推定平均必要量、推奨量、目安量、目標量を確認しておきましょう。

選択肢1. カルシウム

不適切です。

授乳婦は、カルシウムの吸収率がよくなるため、付加量の設定は必要ないとされています。

選択肢2. たんぱく質

適切です。

選択肢3. 鉄

適切です。

選択肢4. 葉酸

適切です。

選択肢5. ビタミンA

適切です。

まとめ

「カルシウム」が正解です。

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02

「日本人の食事摂取基準」策定検討会」の報告書(2020年度版)において、

P385 「表3 授乳婦の食事摂取基準」 をご覧ください。

(推定平均必要量、推奨量)の順で解説しています。

1.カルシウム: (+0 、 +0 ) (mg/日)

2.たんぱく質: (+15 、 +20 ) (g/日)

3.鉄: (+2.0 、 +2.5 )(mg/日)

4.葉酸: (+80 、+100 ) (μg/日)

5.ビタミンA: (+300、 +450 ) (μgRAE/日)

これより、授乳婦に付加量の設定がある栄養素として、不適切なものは+0カルシウムです。

選択肢1. カルシウム

正解の選択肢です。

カルシウムの付加量は、(推定平均必要量、推奨量)=(+0 、+0)(mg/日)です。

選択肢2. たんぱく質

誤りです。

たんぱく質の付加量は、(推定平均必要量、推奨量)=(+15 、+20)(g/日)です。

選択肢3. 鉄

誤りです。

鉄の付加量は、(推定平均必要量、推奨量)=(+2.0 、+2.5)(mg/日)です。

選択肢4. 葉酸

誤りです。

葉酸の付加量は、(推定平均必要量、推奨量)=(+80 、+100 )(μg/日)です。

選択肢5. ビタミンA

誤りです。

ビタミンAの付加量は、(推定平均必要量、推奨量)=(+300、+450)(μgRAE/日)です。

まとめ

「日本人の食事摂取基準」策定検討会」の報告書(2020年度版)の表をみて、妊産婦や授乳婦の主な栄養素の付加量や目標量などを把握しておきましょう。

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03

この問題のポイントは以下のとおりです。

妊婦と授乳婦には付加量設定があります

では、問題を見ていきましょう。

選択肢1. カルシウム

正解です。

たんぱく質とビタミンとミネラルに付加量の設定があります。

選択肢2. たんぱく質

授乳婦に付加量の設定があります。

選択肢3. 鉄

授乳婦に付加量の設定があります。

選択肢4. 葉酸

授乳婦に付加量の設定があります。

選択肢5. ビタミンA

授乳婦に付加量の設定があります。

まとめ

「日本人の食事摂取基準」は、5年ごとに改定されており、2020年4月から5年間使用されるのが2020年版です。

最新のデータをチェックしておきましょう。

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