保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
社会的養護 問1

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)前期 社会的養護 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「児童の権利に関する条約」(国連)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  この条約において児童とは、20歳未満のすべての者をいう。
B  児童に関するすべての措置を取るにあたっては、児童の最善の利益が主として考慮される。
C  父母の一方または双方から分離されている児童が、定期的に父母のいずれとも人的な関係および直接の接触を維持する権利を尊重する。
D  児童が自身に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する。
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

国連の「児童の権利に関する条約」に関する問題です。

A:誤りです。

(誤)20歳未満 → (正)18歳未満

「児童の権利に関する条約」では、児童=18歳未満としています。

B:正しい内容です。

第3条第1項

児童に関するすべての措置をとるに当たっては、公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。

C:正しい内容です。

第9条第3項

締約国は、児童の最善の利益に反する場合を除くほか、父母の一方又は双方から分離されている児童が定期的に父母のいずれとも人的な関係及び直接の接触を維持する権利を尊重する。

D:正しい内容です。

第12条第1項

締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する。この場合において、児童の意見は、その児童の年齢及び成熟度に従って相応に考慮されるものとする。

以上より、正解は「A:✕ B:〇 C:〇 D:〇 」です。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:×

誤りです。

選択肢2. A:○  B:○  C:×  D:×

誤りです。

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:×

誤りです。

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:○

正解です。

選択肢5. A:×  B:×  C:○  D:○

誤りです。

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02

「児童の権利に関する条約」(国連)に関する問題です。 

選択肢を一つ一つみていきましょう。

A. この条約の適用上、児童とは、18歳未満のすべての者をいう。ただし、当該児童で、その者に適用される法律によりより早く成年に達したものを除く。 (第1条)

よってAは不適切です。

B.児童に関するすべての措置をとるに当たっては、公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。(第3条―1)

よってBは適切です。

C. 締約国は、児童の最善の利益に反する場合を除くほか、父母の一方又は双方から分離されている児童が定期的に父母のいずれとも人的な関係及び直接の接触を維持する権利を尊重する。 (第9条―3)

よってCは適切です。

D.締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する。この場合において、児童の意見は、その児童の年齢及び成熟度に従って相応に考慮されるものとする。 (第12条―1)

よってDは適切です。

これより、正解は「A ✕ B 〇 C 〇 D 〇 」です。

選択肢1. A:○  B:○  C:○  D:×

A、Dが誤りです。

選択肢2. A:○  B:○  C:×  D:×

A、C、Dが誤りです。

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:×

A、B、C、Dのすべてが誤りです。

選択肢4. A:×  B:○  C:○  D:○

正解の選択肢です。

選択肢5. A:×  B:×  C:○  D:○

Bが誤りです。

まとめ

「児童の権利に関する条約」(国連)は頻出ですので、目を通して内容把握に努めましょう。

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