保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子ども家庭福祉 問20
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子ども家庭福祉 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「新しい社会的養育ビジョン」(2017(平成29)年厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 代替養育は施設での養育を原則とする。
B 代替養育の目的の一つは、子どもが成人になった際に社会において自立的生活を形成、維持しうる能力を形成し、また、そのための社会的基盤を整備することにある。
C 実親による養育が困難であれば、特別養子縁組による永続的解決(パーマネンシー保障)や里親による養育を推進する。
D 代替養育の場における自律・自立のための養育、進路保障、地域生活における継続的な支援を推進する際に当事者の参画と協働は必要としない。
A 代替養育は施設での養育を原則とする。
B 代替養育の目的の一つは、子どもが成人になった際に社会において自立的生活を形成、維持しうる能力を形成し、また、そのための社会的基盤を整備することにある。
C 実親による養育が困難であれば、特別養子縁組による永続的解決(パーマネンシー保障)や里親による養育を推進する。
D 代替養育の場における自律・自立のための養育、進路保障、地域生活における継続的な支援を推進する際に当事者の参画と協働は必要としない。
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (2件)
01
本問題は、2017(平成29年)年に厚生労働省から出された「新しい社会的養育ビジョン」に関する内容から出題されています。
詳しくは、以下の資料「新しい社会的養育ビジョン」を参考にしてください。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000173888.pdf
Aは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの骨格」に、『代替養育は家庭での養育を原則とし、高度に専門 的な治療的ケアが一時的に必要な場合には、子どもへの個別対応を基盤とした「できる限り良好な家庭的な養育環境」を提供し、短期の入所を原則とする。』とあるため、設問の「施設での養育を原則」ではありません。
そのため、解答は×です。
Bは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」に、「代替養育の目的の一つは、子どもが成人になった際に社会において自立的生活を形成、維持しうる能力を形成し、また、そのための社会的基盤を整備することにある。」とあるため、適切です。
そのため、解答は〇です。
Cは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの意義」に、「実親による養育が困難であれば、 特別養子縁組による永続的解決(パーマネンシー保障)や里親による養育を推進す ることを明確にした。」とあるため、適切です。
そのため、解答は〇です。
Dは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」に「代替養育の場における自律・自立のための養育、進路保障、地域生 活における継続的な支援を推進する。その際、当事者の参画と協働を原則とする。 」とあるため、設問にある「当事者の参画と協働は必要としない」ではありません。
そのため、解答は×です。
以上の事から本選択肢は、不適切です。
Aは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの骨格」によると、解答は×です。
Bは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」によると、解答は〇です。
Cは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの意義」によると、解答は〇です。
Dは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」によると、解答は×です。
以上の事から本選択肢は、不適切です。
Aは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの骨格」によると、解答は×です。
Bは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」によると、解答は〇です。
Cは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの意義」によると、解答は〇です。
Dは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」によると、解答は×です。
以上の事から本選択肢は、不適切です。
Aは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの骨格」によると、解答は×です。
Bは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」によると、解答は〇です。
Cは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの意義」によると、解答は〇です。
Dは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」によると、解答は×です。
以上の事から本選択肢は、適切です。
Aは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの骨格」によると、解答は×です。
Bは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」によると、解答は〇です。
Cは、資料1Pの「新しい社会的養育ビジョンの意義」によると、解答は〇です。
Dは、資料5Pの「自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」によると、解答は×です。
以上の事から本選択肢は、不適切です。
本問題で参考として提示した「新しい社会的養育ビジョン」は、全ての子どもの育ちを保障するために必要な養育について記載されている資料です。
一度は資料に読んでいただき、過去問を繰り返し解きながらポイントをつかんでください。
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02
A:代替養育は施設での養育を原則とする。
→×です。
「新しい社会的養育ビジョン」2017(平成29)年厚生労働省「2.新しい社会的養育ビジョンの骨格」の一文に、「代替養育はケアニーズに応じた措置費・委託費を定める。代替養育は家庭での養育を原則とし、高度に専門的な治療的ケアが一時的に必要な場合には、子どもへの個別対応を基盤とした「できる限り良好な家庭的な養育環境」を提供し、短期の入所を原則とする」と記載されています。
B:代替養育の目的の一つは、子どもが成人になった際に社会において自立的生活を形成、維持しうる能力を形成し、また、そのための社会的基盤を整備することにある。
→〇です。
「3.新しい社会的養育ビジョンの実現に向けた工程」の項目に、「(7)自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」の一文に、「代替養育の目的の一つは、子どもが成人になった際に社会において自立的生活を形成、維持しうる能力を形成し、また、そのための社会的基盤を整備することにある。」と記載されています。
C:実親による養育が困難であれば、特別養子縁組による永続的解決(パーマネンシー保障)や里親による養育を推進する。
→〇です。
「新しい社会的養育ビジョン」2017(平成29)年厚生労働省「1.新しい社会的養育ビジョンの意義」の一文に、「実親による養育が困難であれば、特別養子縁組による永続的解決(パーマネンシー保障)や里親による養育を推進することを明確にした。」と記載されています。
D:代替養育の場における自律・自立のための養育、進路保障、地域生活における継続的な支援を推進する際に当事者の参画と協働は必要としない。
→×です。
「3.新しい社会的養育ビジョンの実現に向けた工程」の項目に、「(7)自立支援(リービング・ケア、アフター・ケア)」の一文に、「代替養育の場における自律・自立のための養育、進路保障、地域生活における継続的な支援を推進する。その際、当事者の参画と協働を原則とする。」と記載があります。
よって、
A:× B:〇 C:〇 D:×
となる選択肢が適切です。
A、C、D、の組み合わせが一致しないため、不適切です。
A、Cの組み合わせが一致しないため、不適切です。
A、Bの組み合わせが一致しないため、不適切です。
全ての組み合わせが一致するため、適切です。
B、C、Dの組み合わせが一致しないため、不適切です。
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