保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
社会福祉 問3
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 社会福祉 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、福祉の専門職としての保育士に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保育士の資格は2001(平成13)年に改正された「児童福祉法」によって、国家資格となった。
B 保育士は、従来の子どもに対して直接的にかかわる保育の専門家としてだけでなく、保護者に対して保育に関する指導をおこなう専門職として位置づけられている。
C 「保育所保育指針」では、保育士の倫理観について言及している。
D 保育士は、社会制度の改編や創設を提案することもある。
A 保育士の資格は2001(平成13)年に改正された「児童福祉法」によって、国家資格となった。
B 保育士は、従来の子どもに対して直接的にかかわる保育の専門家としてだけでなく、保護者に対して保育に関する指導をおこなう専門職として位置づけられている。
C 「保育所保育指針」では、保育士の倫理観について言及している。
D 保育士は、社会制度の改編や創設を提案することもある。
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:×
- A:× B:○ C:× D:○
- A:× B:× C:○ D:○
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
保育士は、福祉の専門職として知っておかなければならないことを問われている設問です。
保育士に関する法令や保育所保育指針を確認しておきましょう。
Aの記述に関して、保育士資格は、2001年(平成13年)の児童福祉法改正により国家資格となりました。施行されたのは、2005年(平成17年)です。そのため、解答は〇です。
Bの記述に関して、児童福祉法第18条の4に保育士は、「専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と記載されていることから、解答は〇です。
Cの記述に関して、保育所保育指針の第1章総則1保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割エに以下のように記載されています。
「保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための専門性の向上に絶えず努めなければならない。」
このことから解答は〇です。
Dの記述に関しては、保育士は子どもの援助だけでなく、対象となる子どもを取り巻く環境を改善することも必要です。この個別の援助だけでなく、個人の問題を社会全体の問題として捉え、制度や環境の改善や創設しようと働きかけることをソーシャルアクションといいます。
このことから解答は〇です。
以上の事から、「A:〇 B:〇 C:〇 D:〇」となることから、本選択肢は適切です。
Aの記述に関して、保育士資格は、2001年(平成13年)の児童福祉法改正により国家資格となりました。施行されたのは、2005年(平成17年)です。そのため、解答は〇です。
Bの記述に関して、児童福祉法第18条の4に保育士は、「専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と記載されていることから、解答は〇です。
Cの記述に関して、保育所保育指針の第1章総則1保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割エに以下のように記載されています。
「保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための専門性の向上に絶えず努めなければならない。」
このことから解答は〇です。
Dの記述に関しては、保育士は子どもの援助だけでなく、対象となる子どもを取り巻く環境を改善することも必要です。この個別の援助だけでなく、個人の問題を社会全体の問題として捉え、制度や環境の改善や創設しようと働きかけることをソーシャルアクションといいます。
このことから解答は〇です。
以上の事から、「A:〇 B:〇 C:〇 D:〇」となることから、本選択肢は不適切です。
Aの記述に関して、保育士資格は、2001年(平成13年)の児童福祉法改正により国家資格となりました。施行されたのは、2005年(平成17年)です。そのため、解答は〇です。
Bの記述に関して、児童福祉法第18条の4に保育士は、「専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と記載されていることから、解答は〇です。
Cの記述に関して、保育所保育指針の第1章総則1保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割エに以下のように記載されています。
「保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための専門性の向上に絶えず努めなければならない。」
このことから解答は〇です。
Dの記述に関しては、保育士は子どもの援助だけでなく、対象となる子どもを取り巻く環境を改善することも必要です。この個別の援助だけでなく、個人の問題を社会全体の問題として捉え、制度や環境の改善や創設しようと働きかけることをソーシャルアクションといいます。
このことから解答は〇です。
以上の事から、「A:〇 B:〇 C:〇 D:〇」となることから、本選択肢は不適切です。
Aの記述に関して、保育士資格は、2001年(平成13年)の児童福祉法改正により国家資格となりました。施行されたのは、2005年(平成17年)です。そのため、解答は〇です。
Bの記述に関して、児童福祉法第18条の4に保育士は、「専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と記載されていることから、解答は〇です。
Cの記述に関して、保育所保育指針の第1章総則1保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割エに以下のように記載されています。
「保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための専門性の向上に絶えず努めなければならない。」
このことから解答は〇です。
Dの記述に関しては、保育士は子どもの援助だけでなく、対象となる子どもを取り巻く環境を改善することも必要です。この個別の援助だけでなく、個人の問題を社会全体の問題として捉え、制度や環境の改善や創設しようと働きかけることをソーシャルアクションといいます。
このことから解答は〇です。
以上の事から、「A:〇 B:〇 C:〇 D:〇」となることから、本選択肢は不適切です。
Aの記述に関して、保育士資格は、2001年(平成13年)の児童福祉法改正により国家資格となりました。施行されたのは、2005年(平成17年)です。そのため、解答は〇です。
Bの記述に関して、児童福祉法第18条の4に保育士は、「専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と記載されていることから、解答は〇です。
Cの記述に関して、保育所保育指針の第1章総則1保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割エに以下のように記載されています。
「保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための専門性の向上に絶えず努めなければならない。」
このことから解答は〇です。
Dの記述に関しては、保育士は子どもの援助だけでなく、対象となる子どもを取り巻く環境を改善することも必要です。この個別の援助だけでなく、個人の問題を社会全体の問題として捉え、制度や環境の改善や創設しようと働きかけることをソーシャルアクションといいます。
このことから解答は〇です。
以上の事から、「A:〇 B:〇 C:〇 D:〇」となることから、本選択肢は不適切です。
保育士に関する必要な知識を問われる設問でした。
保育士も社会福祉に関する専門職であると意識しながら、制度や法令、援助技法を整理しておきましょう。
参考になった数22
この解説の修正を提案する
02
A:保育士の資格は2001(平成13)年に改正された「児童福祉法」によって、国家資格となった。
→〇です。
保育士は、「児童福祉法」にもとづく国家資格で、平成11年4月の児童福祉法施行令の改正により「保母」「保父」から「保育士」という名称に変更されました。
B:保育士は、従来の子どもに対して直接的にかかわる保育の専門家としてだけでなく、保護者に対して保育に関する指導をおこなう専門職として位置づけられている。
→〇です。
児童福祉法第18条の4において、「保育士とは、第18条の18第1項の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に 対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」と定められています。
C:「保育所保育指針」では、保育士の倫理観について言及している。
→〇です。
「保育所保育指針」「第1章 総則」「1 保育所保育に関する基本原則」「(1) 保育所の役割」の項目に、「エ 保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための専門性の向上に絶えず努めなければならない。」と定められています。
D:保育士は、社会制度の改編や創設を提案することもある。
→〇です。
このことを「ソーシャルアクション」といいます。
よって、
A:〇 B:〇 C:〇 D:〇
の選択肢が適切です。
全ての選択肢が一致しているため、適切です。
Dの選択肢が一致しないため、不適切です。
B、C、Dの選択肢が一致しないため、不適切です。
A、Cの選択肢が一致しないため、不適切です。
A、Bの選択肢が一致しないため、不適切です。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
前の問題(問2)へ
令和5年(2023年)前期問題一覧
次の問題(問4)へ