保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
保育の心理学 問15
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 保育の心理学 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、保育所における、外国籍家庭や外国にルーツをもつ家庭の状況への理解と支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 外国人の親は、言語が異なることでコミュニケーションが上手く取れない場合、孤立し、孤独感をもつことがあるため、送迎時などに丁寧に関わり、問題を把握する必要がある。
B 外国人であることや外見の違いから子どもがいじめられるのではないか、複数の文化的背景を持つ中で子どもはどのような性格になっていくか、子どもの文化的アイデンティティはどうなるか不安を抱く親もいる。
C 日本の文化や習慣に子どもや保護者が早く慣れるよう、特別な個別の支援を行う必要はない。
D 必要に応じて、園だよりや連絡帳の文章の漢字に読み仮名をつけたり、日常でも平易な単語や短い文章で表現するように工夫を行う。
A 外国人の親は、言語が異なることでコミュニケーションが上手く取れない場合、孤立し、孤独感をもつことがあるため、送迎時などに丁寧に関わり、問題を把握する必要がある。
B 外国人であることや外見の違いから子どもがいじめられるのではないか、複数の文化的背景を持つ中で子どもはどのような性格になっていくか、子どもの文化的アイデンティティはどうなるか不安を抱く親もいる。
C 日本の文化や習慣に子どもや保護者が早く慣れるよう、特別な個別の支援を行う必要はない。
D 必要に応じて、園だよりや連絡帳の文章の漢字に読み仮名をつけたり、日常でも平易な単語や短い文章で表現するように工夫を行う。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:○ C:× D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:× B:○ C:× D:○
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (2件)
01
外国籍の家庭や外国にルーツをもつ家庭が、保育所や子育て支援を利用する機会も増えてきました。
この問題を通じ、外国籍の家庭や外国にルーツをもつ家庭とどのように関わり支援していけばいいかを考えていきましょう。
Aの記述のように、言語のコミュニケーションに悩む家庭もいます。
コミュニケーションが取れなくなると孤立してしまい、何に困難を感じているのか把握するのが難しくなってしまうため、送迎時や連絡帳を使いコミュニケーションを取ることは大事なことです。
したがって、Aの記述は〇です。
Bの記述のように、これまでの文化や価値観の違いに戸惑う家庭もいます。
その点は育児不安を抱える保護者と同じように、これまでの経緯や背景、何に困難を感じているのかを丁寧に聞き取り把握することが必要です。
したがって、Bの記述は〇です。
Cの記述に関して、文化や価値観の違いにより不安を感じている家庭があることから、不安を解消するために早期に対応することは大切です。そのため、個別で対応することも状況によっては必要となることもあります。
したがって、Cの記述は×です。
Dの記述のように、日本語に慣れていない保護者もいることから、連絡帳や配布する手紙などにふり仮名をふり、読みやすくする支援は保育所では行っています。
したがって、Dの記述は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのことから、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、送迎時や連絡帳を使いコミュニケーションを取ることは大事なことです。
したがって、Aの記述は〇です。
Bの記述のように、これまでの経緯や背景、何に困難を感じているのかを丁寧に聞き取り把握することが必要です。
したがって、Bの記述は〇です。
Cの記述に関して、不安を解消するために早期に対応することは大切です。そのため、個別で対応することも状況によっては必要となることもあります。
したがって、Cの記述は×です。
Dの記述のように、連絡帳や配布する手紙などにふり仮名をふり、読みやすくする支援は保育所では行っています。
したがって、Dの記述は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのことから、本選択肢は適切です。
Aの記述のように、送迎時や連絡帳を使いコミュニケーションを取ることは大事なことです。
したがって、Aの記述は〇です。
Bの記述のように、これまでの経緯や背景、何に困難を感じているのかを丁寧に聞き取り把握することが必要です。
したがって、Bの記述は〇です。
Cの記述に関して、不安を解消するために早期に対応することは大切です。そのため、個別で対応することも状況によっては必要となることもあります。
したがって、Cの記述は×です。
Dの記述のように、連絡帳や配布する手紙などにふり仮名をふり、読みやすくする支援は保育所では行っています。
したがって、Dの記述は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのことから、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、送迎時や連絡帳を使いコミュニケーションを取ることは大事なことです。
したがって、Aの記述は〇です。
Bの記述のように、これまでの経緯や背景、何に困難を感じているのかを丁寧に聞き取り把握することが必要です。
したがって、Bの記述は〇です。
Cの記述に関して、不安を解消するために早期に対応することは大切です。そのため、個別で対応することも状況によっては必要となることもあります。
したがって、Cの記述は×です。
Dの記述のように、連絡帳や配布する手紙などにふり仮名をふり、読みやすくする支援は保育所では行っています。
したがって、Dの記述は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのことから、本選択肢は不適切です。
Aの記述のように、送迎時や連絡帳を使いコミュニケーションを取ることは大事なことです。
したがって、Aの記述は〇です。
Bの記述のように、これまでの経緯や背景、何に困難を感じているのかを丁寧に聞き取り把握することが必要です。
したがって、Bの記述は〇です。
Cの記述に関して、不安を解消するために早期に対応することは大切です。そのため、個別で対応することも状況によっては必要となることもあります。
したがって、Cの記述は×です。
Dの記述のように、連絡帳や配布する手紙などにふり仮名をふり、読みやすくする支援は保育所では行っています。
したがって、Dの記述は〇です。
以上のことから、「A:〇 B:〇 C:× D:〇」となります。
そのことから、本選択肢は不適切です。
保育所では、外国籍の家庭や外国にルーツのある家庭など多様な支援を求められることもあります。
どのような状況であっても丁寧に対応することで、保護者の不安も軽減されて行きます。
この問題を通じて保護者支援を理解していきましょう。
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02
A:○
適切です。
「外国人の親は、言語が異なることでコミュニケーションが上手く取れない場合、孤立し、孤独感をもつことがあるため、送迎時などに丁寧に関わり、問題を把握する必要がある。」といえます。
送迎時に時間が取れない場合は、連絡帳や手紙を通じてコミュニケーションをとることで、孤立しないようフォローが必要です。
B:○
適切です。
「外国人であることや外見の違いから子どもがいじめられるのではないか、複数の文化的背景を持つ中で子どもはどのような性格になっていくか、子どもの文化的アイデンティティはどうなるか不安を抱く親もいる。」といえます。
お互いの違いを認め合い、尊重することが必要となります。
そのような保護者のきめ細やかなフォローなど個別の対応が必要です。
C:×
不適切です。
「日本の文化や習慣に子どもや保護者が早く慣れるよう、特別な個別の支援を行う必要はない。」とはいえません。
互いの文化の違いを認め合い、保護者が不安に思うことがないように、個別に配慮が必要となります。
D:○
適切です。
「必要に応じて、園だよりや連絡帳の文章の漢字に読み仮名をつけたり、日常でも平易な単語や短い文章で表現するように工夫を行う。」は、適切といえます。
送迎時に会話での対応が困難な場合は、連絡帳などを通じて意思疎通を行うなど配慮が必要です。
上記解説より、不正解です。
C、Dの選択肢は誤りとなります。
正解です。
上記解説より、不正解です。
B、C、Dの選択肢は誤りです。
上記解説より、不正解です。
Aの選択肢が誤っています。
上記解説より、不正解です。
A、Bの選択肢が誤っています。
こちらの問題は、一般常識で回答できる内容となっているかと思います。
落ち着いて問題を読み進めていきましょう。
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