選択肢1. A:ウ B:ア C:イ D:キ
Aで選択した「ウ プレリテラシー」は適切です。
プレリテラシーとは、あたかも読み書きができるようにふるまう姿のことを指します。
読み書きができるようになる前段階と捉えておき、対応しましょう。適切に対応することで、子どもは認められたと感じ、より読み書きに興味を持つでしょう。
Bで選択した「ア ナラティブ」は不適切です。
ナラティブとは、物語や語りという意味ですので、Bの記述には当てはまりません。
ちなみに、支援方法に「ナラティブ・アプローチ」というものがあり、会話の中で相手のストーリーを聞き、問題解決となるキーワードを自身が見つけ出せるように支援する方法がありますので、合わせて覚えておきましょう。
Bの記述では、保育士の伝えたことに対し行動していますので、「ク スクリプト」が適切です。
スクリプトとは、台本という意味がありますが、保育ではこれまで経験した知識を基に、一連の行動をするという意味になります。
Cで選択した「イ いやいや期」は不適切です。
いやいや期とは、1歳半から2歳ごろの子どもが何でも「嫌」といって拒否をしたり、不満を感じると泣いたり、怒ったりする時期のことをいいます。
Cの記述では、自分が遊んでいるものに対して、他児が近寄ると自分のものだと主張していますので、「オ 自己主張」が適切です。
自己主張は、2歳ごろからはじまるといわれており、自身の思いを外に伝えるということができるようになったのだと捉えておきましょう。
Dで選択した「キ 二次的ことば」は不適切です。
二次的ことばとは、授業で発表するように不特定多数の人に向けて話すことばのことをいいます。
幼児期から児童期に、一次的ことばで話しことばを身に付け、その後、書きことばと話しことばを身に付けます。
Dの記述のように、おままごとをしている状況ですが、急に現実的な対応で子どもが伝えていますので、「エ メタコミュニケーション」が適切です。
メタコミュニケーションとは、相手とコミュニケーションを取るために相手の様子を伺うというもので、メタとは、自分が認知したことを認知するという意味があります。
Dの記述でいうと、アイスクリームを作ったのだが、実際は砂でできていると認知したため、コミュニケーションを取ってそのことを伝えたという風に捉えることができます。
以上のことから、本選択肢は不適切です。