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保育士の過去問 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問15

問題

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次のうち、ワクチンに関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
   1 .
生後2か月になったら、定期接種としてHib(ヒブ)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンの予防接種を受けることが重要であることを周知する。
   2 .
BCGは、標準接種期間の生後5か月から8か月までのできるだけ早い時期に接種することが勧められている。
   3 .
水痘ワクチンは、1歳になったら3か月以上の間隔をあけて2回接種するのが重要である。
   4 .
5歳児クラス(年長組)になったら、卒園までに麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2回目の予防接種を受けることが重要であることを周知する。
   5 .
ロタウイルス感染症の予防接種は、任意接種であるが、感染力が強い疾患のため、発症する前に予防接種を受けることが重要であることを周知する。
( 保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問15 )
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この過去問の解説 (2件)

5

ワクチンに関する知識は、ワクチンを接種する機会が多い乳幼児期の子どもと関わる保育士は知っておく必要があります。

保育士試験でもワクチンに関する問題がいくつか出題されます。

ワクチンを接種する年齢や回数、ワクチンの内容などを、感染症と一緒に覚えましょう。

不適切なものを選ぶということも間違えないようにしましょう。

選択肢1. 生後2か月になったら、定期接種としてHib(ヒブ)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンの予防接種を受けることが重要であることを周知する。

本選択肢は適切です。

生後2か月になったら、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンの予防接種を受けることができます。

これらワクチンは、対象となる病気にかかると重症化につながりやすいため、早めにワクチンを接種することで、抗体ができるのも早くなります。

これらのワクチンは同時接種もできることも覚えておきましょう。

選択肢2. BCGは、標準接種期間の生後5か月から8か月までのできるだけ早い時期に接種することが勧められている。

本選択肢は適切です。

BCGは、結核を予防するワクチンです。

ワクチンを受ける標準的な期間は、生後5か月から8か月までで、1歳になるまでに1回の接種をします。

早めにワクチンを接種することで、結核やそれに関係する病気を予防することができるのです。

選択肢3. 水痘ワクチンは、1歳になったら3か月以上の間隔をあけて2回接種するのが重要である。

本選択肢は適切です。

水痘とは水ぼうそうのことで、発症すると発熱や全身に水ぶくれのような症状が現れます。また、水ぼうそうは、感染力も強いため、保育所に通うのを控えなければいけません。

水痘ワクチンは、2014年から定期接種となっており、1歳以上3歳未満の子どもが対象となっています。一度ワクチンを接種した後、3か月以上間隔をあけてもう一度接種することで、さらに予防効果を高めることができます。

1歳以上3歳未満以降の年齢の場合は、任意接種となります。

保育士を目指す方は、子どもと触れ合う機会が多いため、水ぼうそうに感染することもあります。大人の場合、帯状疱疹になることもありますのでワクチンの接種を検討するのもいいでしょう。

選択肢4. 5歳児クラス(年長組)になったら、卒園までに麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2回目の予防接種を受けることが重要であることを周知する。

本選択肢は適切です。

MRワクチンは、麻疹風疹を予防するワクチンで、1回目は1歳、2回目は5歳児で接種することになります。

麻疹、風疹は大人になってから感染すると重症化になることが多く、女性の場合、妊娠中に風疹になると子どもにも影響を与えてしまうため、MRワクチンの接種は重要です。

選択肢5. ロタウイルス感染症の予防接種は、任意接種であるが、感染力が強い疾患のため、発症する前に予防接種を受けることが重要であることを周知する。

本選択肢は不適切です。

ロタウイルスの予防接種は、任意接種ではなく、定期接種のワクチンです。2020年8月以降に生まれた子どもから定期接種の対象になっています。

ロタウイルスは、急性胃腸炎になるウイルスです。乳幼児期にかかりやすく、嘔吐や下痢、発熱などを起こします。脱水症状も起きやすくなり症状が悪化すると入院の恐れもある病気です。

生後6週からワクチンの接種が可能で、初回を14周6日までに接種することを推奨されています。

まとめ

ワクチンは、接種できる年齢や回数、対象となる病名などを覚えておかなければなりません。

母子手帳には、ワクチンを接種する時期などが記載されています。

また、現在は定期接種となっているワクチンが、以前は任意接種だったりします。子どもと関わることを主にしている保育士を目指すのであれば、感染予防のために自身はどのワクチンを接種しているのか母子手帳などで確認してみましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

ワクチン問題もよく出題されます。

ワクチンの種類や接種回数、接種間隔など覚えておくべきポイントが多いので、何度もワクチンに関する問題を解いて理解していきましょう。

選択肢1. 生後2か月になったら、定期接種としてHib(ヒブ)ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンの予防接種を受けることが重要であることを周知する。

その通りです。

三種同時に接種することも可能ですが、同時接種が難しい場合は、年齢が低いほど重症化する危険が高いヒブワクチンを優先させましょう。

選択肢2. BCGは、標準接種期間の生後5か月から8か月までのできるだけ早い時期に接種することが勧められている。

その通りです。

生後5か月から8か月の期間に1回接種します。

生後1歳までのBCGワクチン接種により、小児の結核の発症を高い割合で防ぐことができます。

選択肢3. 水痘ワクチンは、1歳になったら3か月以上の間隔をあけて2回接種するのが重要である。

その通りです。

水痘はいわゆる「みずぼうそう」のことで水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされます。

1回の接種により重症の水痘を予防でき、2回の接種で軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられます。

選択肢4. 5歳児クラス(年長組)になったら、卒園までに麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2回目の予防接種を受けることが重要であることを周知する。

その通りです。

麻しん風しん混合(MR)ワクチンで予防できる病気は、麻しん(はしか)・風しんです。

ワクチンを受ける期間は、1期2期とあり、1期は生後12〜24か月未満、2期は5歳〜7歳未満で小学校就学前の1年間と成っています。

選択肢5. ロタウイルス感染症の予防接種は、任意接種であるが、感染力が強い疾患のため、発症する前に予防接種を受けることが重要であることを周知する。

ロタウイルスワクチンは、任意ではなく定期接種であるため間違いです。

令和2年10月からロタウイルス感染症の予防接種が定期接種になりました。

生後6週間から接種でき、初回は生後14週日6日までに受けます。

このワクチンを受けることにより、ロタウイルス胃腸炎を予防します。

まとめ

この問題については、定期接種と任意接種の理解がポイントになります。

定期接種は、国が接種を勧奨し、市町村が接種を行わなければならないワクチンのことで、費用はかかりません。

一方、任意接種は希望者が各自で受けるもので、費用は自己負担になります。

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