保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの保健 問18
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの保健 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、乳幼児の身体測定に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。
- 乳幼児の体重測定を行う場合は、授乳時間や食事に関係なく測定する。
- 身長については、2歳以上の児は立位で計測し、1mm単位まで計測する。
- 乳幼児の体重測定の際は、必ず全裸にして測定する。
- 頭囲を測定する際は、正確に測定する必要があるため、乳児の場合は必ず寝ているときに測定する。
- 胸囲を測定する際は、体軸に垂直な平面内にある巻き尺で計測しなければならないので、仰臥位で測定する。
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この過去問の解説 (2件)
01
身体測定は保育所で度々行われています。
そのため、保育士を目指す方は、乳幼児の身体測定についても知っておく必要があります。
この問題を通じて、身体測定について学んでいきましょう。
この問題は適切な解答を選ぶところにも注意しておきましょう。
食事の有無や身体の状態により体重は変わりやすくなります。そのため、授乳直後ではない時間に測定します。
また、排尿や排便の状態によっても体重が変わることがありますので、測定前には、おむつを交換したり、トイレに行くことをします。
このように乳幼児の体重測定を行う場合は、毎回同じ状態で測れるようにしましょう。
したがって、本選択肢は不適切です。
2歳になると起立した状態を維持しやすくなりますので、立ったままで身長を測定することが可能です。
また、身長の伸びも子どもによってそれぞれですので、細かくわかるように1㎜単位で測定します。
したがって、本選択肢は適切です。
乳幼児の体重測定は、必ず全裸にする必要はありません。
体重の誤差を少なくするために、服を脱ぐことはありますが、おむつやパンツは履かせたままで測定します。
したがって、本選択肢は不適切です。
体重測定の注意点は、子どもが動くと正確な測定ができないことです。できるだけ動かないように落ち着ける声かけをしましょう。
乳児の頭囲を測定するには、仰向けにした状態で片方の手で頭と首を支え持ちあげ、もう片方の手で測ります。
必ずしも、乳児が寝ている状態でなくても測定は可能です。
したがって、本選択肢は不適切です。
胸囲を測るには、乳児は仰臥位(仰向け)にして測定しますが、2歳ぐらいになると立った状態で測定ができます。
したがって、本選択肢は不適切です。
身体測定は保育所であれば月1回行うところが多いでしょう。
乳児と幼児では測定の方法が違うところがありますので、測定の仕方や注意点をまとめておきましょう。
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02
乳幼児の身体測定の問題です。
保育所では、月に1回行います。
2歳と2歳以上で気をつける点が変わるのでその違いを理解しておきましょう。
間違いです。
乳児の場合は、授乳直後の計測は避けましょう。
また、オムツが濡れているようであれば取り替えてから行います。
幼児の場合は、あらかじめ排便・排尿を済ませておきます。
適切な回答です。
2歳未満は、仰向けにして身長計の台板上に寝かせて快速します。
必ず、という表現が間違いです。
原則として全裸で測定しますが、オムツやパンツを履いて測定することもあります。
間違いです。
2歳未満の乳幼児は、仰臥位(仰向け)で、2歳以上の幼児は座位または立位で計測します。
子どもが泣いてしまった場合などは、保育士や保護者が抱いた状態でも大丈夫です。
間違いです。
2歳未満の乳幼児は仰臥位、2歳以上の幼児は立位、巻尺で測定します。
乳幼児の身体測定については、「乳幼児身体発育評価マニュアル」によくまとめられているので一読しておくのもいいと思います。
実際の身体測定では、泣いてしまったり、緊張してしまったりする子も多いので、マニュアル通りにいかないこともあります。
時間を改めたり、優しく声をかけたりして柔軟な対応を心がけましょう。
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