保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
社会的養護 問10
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)後期 社会的養護 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Y君(10歳)は、乳児院に入所後、現在は児童養護施設で生活をしている。児童養護施設に入所後は、親との面会がない状態が続いている。同じ児童養護施設にいるZ君(9歳)は、親との面会交流があり、その都度、玩具を買ってもらう等、面会交流後、笑顔で居住スペースに戻ってくる。そんなZ君を見たY君は、Z君に対し暴言を吐いたり、いいがかりをつけるなど、Z君を困らせている。
【設問】
次のうち、児童養護施設におけるY君への対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。
【事例】
Y君(10歳)は、乳児院に入所後、現在は児童養護施設で生活をしている。児童養護施設に入所後は、親との面会がない状態が続いている。同じ児童養護施設にいるZ君(9歳)は、親との面会交流があり、その都度、玩具を買ってもらう等、面会交流後、笑顔で居住スペースに戻ってくる。そんなZ君を見たY君は、Z君に対し暴言を吐いたり、いいがかりをつけるなど、Z君を困らせている。
【設問】
次のうち、児童養護施設におけるY君への対応として、最も適切なものを一つ選びなさい。
- Z君の、親との面会の回数を減らす。
- Z君とY君、どちらかを違う児童養護施設に移動させる。
- Y君を厳しく指導する。
- Y君へのライフストーリーワークの実施を検討する。
- Y君へのスーパービジョンの実施を検討する。
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この過去問の解説 (2件)
01
Y君の心情を読み取り、適切な対応を考えて答えを導きましょう。
不適切な対応です。
親との面会がないY君のために、Z君の面会回数を減らしても根本的な解決策にはなりません。
不適切な対応です。
Y君とZ君を別の児童養護施設に移動させても、Y君の悲しみは消えません。
根本的な解決にはなっていません。
不適切な対応です。
厳しく指導するのではなく、Y君がなぜ暴言を吐いたり、いいがかりをつけたりしてしまうのかを考え、Y君の気持ちに寄り添い、関わる必要があります。
適切な選択肢です。
「ライフストーリーワーク」とは、
自分の人生や家族との関係性を整理し、肯定的に人生を歩めるように支援する取り組みを言います。
Y君の気持ちの整理がつくように支援が必要です。
不適切な対応です。
「スーパービジョン」とは、スーパーバイザー(経験豊富な管理職・指導者など)が、スーパーバイジー(新人職員・サポートが必要な人など)に対して、指導や援助を行う方法のことです。
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02
Y君は、2歳以降約8年間親との交流がない状況です。
寂しい思いやZ君への嫉妬など、Y君の気持ちに寄り添い理解してあげることが大切です。
Z君への対応を変化させることは不適切です。
このような状況になった際に、都度こういった対応をとることは不可能です。
Y君は、Z君への嫉妬などからこのような行動をとっていると考えられます。
厳しくするのは不適切です。
Y君の成長を一緒に喜び、乳児院のスタッフなどY君の周りの人から愛されていることを伝えます。
※ライフストーリーワーク:生い立ちをY君と一緒に振り返ることです。
本件に関係のないものです。
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