保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの保健 問4
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの保健 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、小児の生理機能の発達に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。
- 嚥下機能は、生後ほ乳をすることによって開始される。
- 胎児期の血液の流れ、すなわち胎児循環との違いとして、生後の血液の循環には、肺循環がある。
- 乳歯は生後石灰化が始まり、前歯は生後6~8か月頃に生え始める。
- 脳の機能は、胎児期から既に発達しており、出生時にはほぼ成熟している。
- 乳児では膀胱に尿が溜まると、その刺激が脳で感知され、脳細胞の指令で排尿がおこる。
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この過去問の解説 (2件)
01
小児の生理機能からの出題です。
不適切です。
胎児期から嚥下が始まります。
適切です。
胎児は胎盤で酸素化が行われるため、肺循環の必要性が少ないです。
不適切です。
乳歯の石灰化は妊娠4~6か月ごろから開始されます。
不適切です。
構造的には完成していますが、機能はまだ未完成です。
不適切です。
乳児は前頭葉の発達が未熟なため、脊髄が働き排尿が起こります。
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02
小児の生理機能の発達を問う問題です。
不適切です。
生後ほ乳開始からではなく、離乳の初期からとなります。
適切です。
不適切です。
乳歯の石灰化は、妊娠4〜6ヶ月ころから となります。
なお、歯の生え始めは一般的に生後6〜8ヶ月です。
不適切です。
脳の機能は、出生児にほぼ完成していません。
3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%となり成熟します。
不適切です。
乳児では、脳細胞の指令で排尿は起こりません。
膀胱も小さいため、少し尿がたまると反射的に排尿されます。
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