保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの保健 問7

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの保健 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、感染症に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。
  • 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスが原因病原体であり、耳下腺の腫脹、痛み、発熱が主な症状である。合併症はなく、軽症で治癒する。
  • ポリオは、ポリオ菌によって起こり、脊髄の神経細胞が障害を受けて運動麻痺を起こす。
  • 突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型及び7型が原因で主に乳幼児にみられる。高熱が3~5日続き、解熱とともに全身に淡紅色の細かい発疹が出現する。
  • 風疹は、風疹ウイルスによって起こり、症状は麻疹に似ているが重症化しやすい。
  • 結核は、主として結核菌が経口感染することによって起こる。

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この過去問の解説 (2件)

01

感染症についての問題です。

選択肢1. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスが原因病原体であり、耳下腺の腫脹、痛み、発熱が主な症状である。合併症はなく、軽症で治癒する。

不適切です。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は合併症を起こすことがあります。

選択肢2. ポリオは、ポリオ菌によって起こり、脊髄の神経細胞が障害を受けて運動麻痺を起こす。

不適切です。

ポリオはポリオウイルスによって手足や筋肉の麻痺を起こす病気です。

選択肢3. 突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型及び7型が原因で主に乳幼児にみられる。高熱が3~5日続き、解熱とともに全身に淡紅色の細かい発疹が出現する。

適切です。

選択肢4. 風疹は、風疹ウイルスによって起こり、症状は麻疹に似ているが重症化しやすい。

不適切です。

通常小児は重症化することは少ないです。

選択肢5. 結核は、主として結核菌が経口感染することによって起こる。

不適切です。

結核は空気感染・飛沫感染によって起こります。

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02

この問題は、感染症についての基本的な知識を問うものです。

選択肢1. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスが原因病原体であり、耳下腺の腫脹、痛み、発熱が主な症状である。合併症はなく、軽症で治癒する。

ムンプスウイルスが原因で、耳の下が腫れたり痛くなったりします。発熱もありますが、無菌性髄膜炎や難聴、精巣炎などの合併症が起こることもあります。

選択肢2. ポリオは、ポリオ菌によって起こり、脊髄の神経細胞が障害を受けて運動麻痺を起こす。

ポリオウイルスが原因で、腸で増え、脊髄の神経細胞に感染して運動麻痺を引き起こします。

選択肢3. 突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型及び7型が原因で主に乳幼児にみられる。高熱が3~5日続き、解熱とともに全身に淡紅色の細かい発疹が出現する。

正答です。

選択肢4. 風疹は、風疹ウイルスによって起こり、症状は麻疹に似ているが重症化しやすい。

風疹ウイルスが原因で、通常は麻疹より軽い症状ですが、大人が感染すると重症化することがあります。

選択肢5. 結核は、主として結核菌が経口感染することによって起こる。

結核菌が原因で、主に空気感染します。経口感染は一般的ではありません。

まとめ

感染症についての知識がある事で、子どもの予防接種への理解が高まります。

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