保育士の過去問
令和6年(2024年)前期
教育原理 問5

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 教育原理 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述に該当する人物として、正しいものを一つ選びなさい。

日本において最も早く体系的ともいえる教育論をまとめた儒学者である。ロック(Locke, J.)とほぼ同時代の人であり、ともに医学を修め、しかも自分自身健康に恵まれなかったことに共通したものがあるため、「日本のロック」と称されることもある。
子育ての書として晩年にまとめた著作では、6歳から20歳に至るまでの成長過程に即して、教育方法と学習教材とが「随年教法」として提示されている。彼は、「小児の教は早くすべし」と、早い時期からの善行の習慣形成の必要性を主張した。
  • 荻生 徂徠
  • 貝原 益軒
  • 佐藤 信淵
  • 伊藤 仁斎
  • 太田 道灌

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この過去問の解説 (1件)

01

貝原益軒についての記述です。

 

貝原益軒(1630-1714)は、ジョン・ロック(1632-1704)とほぼ同時代の人物です。

 

医学を修めており、自身も健康に恵まれなかったことが知られています。

 

日本のロック」と呼ばれることがあるのも貝原益軒の特徴です。

 

晩年に『和俗童子訓』を著し、そこで6歳から20歳までの成長過程に応じた教育方法と学習教材を「随年教法」として提示しています。

 

小児の教は早くすべし」という言葉も貝原益軒の主張として知られています。

選択肢1. 荻生 徂徠

荻生徂徠は、江戸時代中期の著名な儒学者です。

 

朱子学を批判し、独自の「徂徠学」を確立しました。

『政談』などの著作があります。

儒学だけでなく、文学、兵学、音楽など多岐にわたり、江戸時代の思想・文化に大きな影響を与えた人物です。

選択肢2. 貝原 益軒

正解です。

冒頭解説文の通りです。

 

貝原益軒は、医学教育の両方に貢献した江戸時代の学者です。

貝原益軒の思想は、医学と教育が密接に結びついており、健康な身体と精神を養うことの重要性を説いていました。

選択肢3. 佐藤 信淵

佐藤信淵は、江戸時代後期の思想家、政治家です。

 

独自の国学思想を展開し、経世論や農政学にも精通していました。

『経済要略』などの著作があります。

選択肢4. 伊藤 仁斎

伊藤仁斎は、江戸時代前期の儒学者です。

 

朱子学を批判し、古義学を提唱しました。

『語孟字義』などの著作があります。

荻生徂徠に影響を与えた人物です。

選択肢5. 太田 道灌

太田道灌は、室町時代後期の武将、文化人です。

 

江戸城を築城し、江戸の基礎を築きました。

文武両道の人物として知られています。

まとめ

日本の江戸時代を中心とする重要な思想家や文化人についての問題です。

それぞれの人が何をした人なのかを覚えておきましょう。

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