保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問69 (社会福祉 問9)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問69(社会福祉 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、相談援助の展開過程の中の「アセスメント」に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
  • アセスメントでは、利用者の状況を包括的に評価するために、利用者の心身の状況、心理・情緒的状況、利用者を取り巻く環境や社会資源に関する情報が必要である。
  • アセスメントでは、利用者の情報を整理する上で、ジェノグラムやエコマップなどが活用される。
  • アセスメントは、利用者の抱える問題や課題を分析するため、利用者の持っているストレングスに注目することは必要としない。
  • アセスメントで、利用者の抱える問題が複数ある場合、どれから取り組むのかといった優先順位をつけることが重要である。
  • アセスメントは、プランニングのための重要な過程であるため、ケースによってはモニタリング等を通して何度も繰り返し行われる。

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この過去問の解説 (2件)

01

以下に解説します。

選択肢1. アセスメントでは、利用者の状況を包括的に評価するために、利用者の心身の状況、心理・情緒的状況、利用者を取り巻く環境や社会資源に関する情報が必要である。

適切です。
アセスメントは、利用者の問題を正確に理解するために、心身の健康状態、心理的状況、生活環境、社会資源など多角的な情報を収集し、評価します。

選択肢2. アセスメントでは、利用者の情報を整理する上で、ジェノグラムやエコマップなどが活用される。

適切です。
ジェノグラム(家族構成図)やエコマップ(環境資源図)は、利用者の生活環境や関係性を視覚的に整理するツールとして効果的に使用されます。

選択肢3. アセスメントは、利用者の抱える問題や課題を分析するため、利用者の持っているストレングスに注目することは必要としない。

不適切です。
アセスメントでは、利用者の課題だけでなく、利用者が持つストレングス(強みや資源)にも注目します。ストレングスに基づいて支援計画を立てることが重要です。

選択肢4. アセスメントで、利用者の抱える問題が複数ある場合、どれから取り組むのかといった優先順位をつけることが重要である。

適切です。
利用者が複数の課題を抱えている場合、それらに対処する順番を決めることは効果的な支援を行ううえで重要です。

選択肢5. アセスメントは、プランニングのための重要な過程であるため、ケースによってはモニタリング等を通して何度も繰り返し行われる。

適切です。
アセスメントは一度きりの作業ではなく、支援の進行状況や新たに発生した課題に応じて何度も行うことがあります。

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02

相談援助の展開過程のアセスメントとは、評価のことを指します。

選択肢1. アセスメントでは、利用者の状況を包括的に評価するために、利用者の心身の状況、心理・情緒的状況、利用者を取り巻く環境や社会資源に関する情報が必要である。

適切です。
アセスメントでは、問題文の通り、1つだけの情報ではなく、複数の情報を鑑みる必要があります。

選択肢2. アセスメントでは、利用者の情報を整理する上で、ジェノグラムやエコマップなどが活用される。

適切です。
ジェノグラムやエコマップを利用する事は相談支援の過程でアセスメントをする中で有効です。

選択肢3. アセスメントは、利用者の抱える問題や課題を分析するため、利用者の持っているストレングスに注目することは必要としない。

不適切です。

不適切です。
ストレングスとは、利用者の強みを指します。

利用者の強みに注目しながらアセスメントを行うことは大切です。

選択肢4. アセスメントで、利用者の抱える問題が複数ある場合、どれから取り組むのかといった優先順位をつけることが重要である。

適切です。
どれから援助を行うのが適切かを見極め、優先順位をつけることは重要です。

選択肢5. アセスメントは、プランニングのための重要な過程であるため、ケースによってはモニタリング等を通して何度も繰り返し行われる。

適切です。
アセスメントは何度も行うこともあります。
例えば、相談支援の過程で、新たな問題が生じた時などがその場合に該当します。

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