保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問131 (子どもの食と栄養 問11)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問131(子どもの食と栄養 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、妊娠期の栄養と食生活に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(厚生労働省)において、妊婦にカルシウムの付加量は設定されていない。
B  「妊産婦のための食事バランスガイド」(令和3年 厚生労働省)において、妊娠中期の1日分付加量は、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つの区分すべてにおいて、+1(SV:サービング)である。
C  妊娠期間中の推奨体重増加量は、妊娠前の体格別に設定されている。
D  妊娠中は胎児のために安静にし、ウォーキングなどの運動はしないようにする。
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

妊娠期の栄養と食生活に関する問題です。

 

A:○ 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、妊婦に対するカルシウムの付加量は設定されていません。つまり、特別な付加量は必要ないとされています。

B:× 「妊産婦のための食事バランスガイド」では、妊娠中期の1日分付加量として主食や副菜などすべての区分において+1(SV)とはしていません。それぞれの食品群に応じた適切な付加量が設定されています。

C:○ 妊娠期間中の推奨体重増加量は、妊娠前の体格(BMI)別に設定されています。妊娠前の体格が基準となり、それに応じた適切な体重増加が推奨されます。

D:× 妊娠中も適度な運動、特にウォーキングなどの軽い運動は推奨されています。安静にしすぎると逆に健康に悪影響があるため、医師の指導の下で適度な運動を行うことが望ましいです。

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×

正答です。

まとめ

妊娠期の適切な栄養と食生活は、母子の健康に直結します。正しい情報をもとに、妊婦の方が安心して過ごせるよう適度な運動とバランスの取れた食事について、支援していきましょう。

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02

妊娠期の栄養と食生活に関しての問題です。

 

A 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(厚生労働省)において、妊婦にカルシウムの付加量は設定されていない。」

正しいです。

妊娠によりカルシウム吸収率が上昇するため、付加量は設定されていません

付加量を設定しているのはマグネシウム、鉄、葉酸等です。


B 「妊産婦のための食事バランスガイド」(令和3年 厚生労働省)において、妊娠中期の1日分付加量は、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つの区分すべてにおいて、+1(SV:サービング)である。」

誤りです。

記述は妊娠末期・授乳期の内容です。

妊娠中期の1日分付加量は、副菜、主菜、果物の3つの区分です。

またSVとはサービング(食事の提供料の単位)の略です。


C 「妊娠期間中の推奨体重増加量は、妊娠前の体格別に設定されている。」

正しいです。

妊娠前体格(BMI)によって、体重増加量指導の目安は異なります。

BMIが高いほど、推奨体重増加量は少なくなります。


D 「妊娠中は胎児のために安静にし、ウォーキングなどの運動はしないようにする。」

誤りです。

厚生労働省の「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」にも

「無理なくからだを動かしましょう」と記載があります。

運動のやりすぎは悪影響ですので、運動は医師に相談しながら行うことが望ましいです。

 

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:×

正解です。

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