保育士 過去問
令和6年（2024年）前期
問134 (子どもの食と栄養 問14)

「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」2「食育の推進」の正しい内容を理解しているかを問う問題です。

A:〇　子どもと調理員等との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。 子どもと調理員の関わりや、調理環境は食育において重要な要素です。

B:〇　栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。栄養士の専門性を活かすことが求められています。

C:〇　食事の提供を含む食育計画を全体的な計画に基づいて作成し、その評価及び改善に努めること。計画的な食育とその評価・改善は基本的な指針の一部です。

D:✖　保育所における食育は、健康な生活の基本としての「生きる力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標とすること。 これは「保育所保育指針」の内容に含まれません。

「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」2「食育の推進」に関する問題です。

「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」2「食育の推進」には、

以下の2つの項目があります。

(1）保育所の特性を生かした食育

(2)食育の環境の整備

A　『子どもと調理員等との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。』

正しいです。(2)食育の環境の整備に記載されています。

B　『栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。』

正しいです。(1）保育所の特性を生かした食育と、(2)食育の環境の整備に両方に記載されています。

C　『食事の提供を含む食育計画を全体的な計画に基づいて作成し、その評価及び改善に努めること。』

正しいです。(1）保育所の特性を生かした食育に記載されています。

D　『保育所における食育は、健康な生活の基本としての「生きる力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標とすること。』

誤りです。「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」2「食育の推進」には記載されていません。

厚生労働省の『楽しく食べる子どもに～保育所における食育に関する指針～』には、以下の文が記載されています。
『保育所における「食育」は、保育所保育指針を基本とし、食を営む力の基礎を培うことを目標として実施される。』