保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問26 (教育原理 問6)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問26(教育原理 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「幼稚園教育要領」第3章「教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項」に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
  • 教育課程に基づく活動を考慮し、幼児期にふさわしい無理のないものとなるようにすること。
  • 適切な責任体制と指導体制を整備した上で行うようにすること。
  • 通常の教育時間の前後や長期休業期間中などは、保護者が自らの責任において幼児の教育・保育を家庭で行うこと。
  • 家庭や地域での幼児の生活も考慮し、教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動の計画を作成するようにすること。
  • 教育課程に係る教育時間終了後等に行う教育活動の運営においては、幼児の安全を考慮し、地域の人々との連携は控えること。

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この過去問の解説 (2件)

01

「幼稚園教育要領」からの出題です。じっくりと問題を読んでみましょう。

選択肢1. 教育課程に基づく活動を考慮し、幼児期にふさわしい無理のないものとなるようにすること。

適切です。

選択肢2. 適切な責任体制と指導体制を整備した上で行うようにすること。

適切です。

選択肢3. 通常の教育時間の前後や長期休業期間中などは、保護者が自らの責任において幼児の教育・保育を家庭で行うこと。

「幼稚園教育要領」第3章「教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項」には、

(4)「地域の実態や保護者の事情とともに幼児の生活リズムを踏まえつつ、例えば実施日数や時間などについて、弾力的な運用に配慮すること。」と示されています。

保護者が自らの責任において教育・保育を家庭で行うことはなく、それぞれの要望にこたえるよう弾力的な運用が必要になります。

 

以上のことから不適切です。

選択肢4. 家庭や地域での幼児の生活も考慮し、教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動の計画を作成するようにすること。

適切です。

選択肢5. 教育課程に係る教育時間終了後等に行う教育活動の運営においては、幼児の安全を考慮し、地域の人々との連携は控えること。

「幼稚園教育要領」第3章「教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項」には

(2)「家庭や幼児の生活も考慮し、教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動の計画を作成するようにすること。その際、地域の様々な資源を活用しつつ、多様な体験ができるようにすること。」と示されています。

 

地域の様々な資源の中には、地域の施設や人も含まれます。

 

以上のことから不適切です。

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02

幼稚園教育要領についての問題です。

選択肢1. 教育課程に基づく活動を考慮し、幼児期にふさわしい無理のないものとなるようにすること。

適切です。

選択肢2. 適切な責任体制と指導体制を整備した上で行うようにすること。

適切です。

選択肢3. 通常の教育時間の前後や長期休業期間中などは、保護者が自らの責任において幼児の教育・保育を家庭で行うこと。

不適切です。

 

通常の教育時間外であっても、第2の1(4)には、「地域の実態や保護者の事情とともに幼児の生活のリズムを踏まえつつ、例えば実施日数や時間などについて、弾力的な運用に配慮すること。」という記述があることから、保護者が自らの責任において幼児の教育・保育を家庭で行うことを求めているのではなく、保護者の要望に弾力的に応えることが求められています。

選択肢4. 家庭や地域での幼児の生活も考慮し、教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動の計画を作成するようにすること。

適切です。

選択肢5. 教育課程に係る教育時間終了後等に行う教育活動の運営においては、幼児の安全を考慮し、地域の人々との連携は控えること。

不適切です。

 

第2の2には、「地域の人々に機能や施設を開放して、園内体制の整備や関係機関との連携及び協力に配慮しつつ…」という記述があります。幼稚園は幼児期の教育に関する相談に応じたり、情報を提供したり,幼児と保護者との登園を受け入れたり、保護者同士の交流の機会を提供したりするなど、地域における幼児期の教育のセンターとしての役割を果たすよう努めることが求められています。

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