保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問58 (子ども家庭福祉 問18)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問58(子ども家庭福祉 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、外国籍等の子どもへの保育に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  「保育所保育指針」では、外国籍の家庭に対して、状況に応じて、個別的な子育て支援を行うよう努めることが記載されている。
B  「令和2年度子ども・子育て支援推進調査研究事業外国籍等の子どもへの保育に関する調査研究報告書」によると、2020(令和2)年4月1日現在、アンケートに回答した全国の保育所等における外国籍等の子どもの在籍状況をたずねると、約3割が「在籍していると思われる」と回答した。
C  保育所等業務効率化推進事業(保育所等のICT化を行うためのシステム導入等令和5年度補正予算分)では、保育所等において、外国籍の子どもの保護者とのやりとりのため、通訳や翻訳するための機器を新たに購入する際、費用の一部が補助された。
D  三角巾や水筒など、日本語としてはよく使う単語であっても、外国籍の子どもや保護者の言語には該当する言葉がない場合もあるため、写真やイラスト、実物を見せることは有効である。
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○
  • A:×  B:×  C:×  D:×

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この過去問の解説 (3件)

01

A 適切です。

保育所保育指針 第4章子育て支援 2(2)に記載があります。

 

B 不適切です。

「在籍していると思われる」と回答したのは、全体の6割でした。

 

C 適切です。

保育士と保護者は信頼関係を築いたり、必要な情報を伝えあったりしなければなりません。

そのための機器の購入では補助が出ます。

 

D 適切です。

言葉で伝えることが難しければ、写真やイラストで伝える方法があります。

お互いにより理解が進む方法でコミュニケーションを取りましょう。

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:○

正しい組み合わせです。

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02

外国籍等の子どもへの保育に関する設問です。多様性を重視する保育が近年注目されていますので、出題される可能性が高いと思われます。

 

A・・・適切です。保育所保育指針 第4章子育て支援 2(2)「外国籍の家庭に対して、状況に応じて、個別的な子育て支援を行うよう努めること」と記載があります。

 

B・・・不適切です。2020(令和2)年4月1日現在「在籍していると思われる」と回答したのは、全体の6割です。

 

C・・・適切です。事業要領には「保育業務のICT化などにより業務負担を軽減し、働きやすい環境づくりを進めていく必要がある」との記載があり、補助金の支援が行われています。

 

D・・・適切です。写真やイラストを使ったコミュニケーションは、日本語を母語としない子どもに対して有効なツールになります。

まとめ

近年、外国籍の子どもが保育園を利用していることが増えており、様々な助成制度や支援があるということを頭に入れておきましょう。

参考になった数14

03

外国籍等の子どもや保護者との信頼関係や、コミュニケーションを取るために必要なことは何かという方向から考えてみましょう。

選択肢3. A:○  B:×  C:○  D:○

A:適切 「保育所保育指針」第4章保育所を利用している保護者に対する子育て支援には、外国籍家庭など、特別な配慮を必要とする家庭の場合には、状況等に応じて個別の支援を行うよう努めること。と示されています。

 

B:不適切 全国の保育所等における外国籍等の子どもの在籍状況をたずねると、約6割(60.2%)が「在籍していると思われる」と回答しています。

 

C:適切 保育所等業務効率化推進事業(保育所等のICT化を行うためのシステム導入等令和5年度補正予算分)補助基準額では、翻訳機等の購入 1施設当たり:150千円と記載されています。

 

D:適切 言葉での理解が難しい場合は、写真やイラストを活用して子どもや保護者とのコミュニケーションを取ることは大切です。

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

多様性に対応するための施策や支援も学んでおきましょう。

参考になった数1