保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問87 (保育の心理学 問7)
問題文
次のうち、ピアジェ(Piaget,J.)の発生的認識論に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
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問題
保育士試験 令和6年(2024年)後期 問87(保育の心理学 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、ピアジェ(Piaget,J.)の発生的認識論に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
- 具体的操作期に、子どもは、物や人を見たり触ったりする経験を繰り返す中で、その特徴を理解していく。
- 前操作期になると、シンボルを用いて事象を表現することができるようになり、象徴遊びが可能になる。
- 形式的操作期の最後の段階である6段階目になると、実際に自分自身がやってみなくても、結果に関する予期をする洞察がみられる。
- 外界の対象に働きかける際に、その対象が自分にうまく合わないときに、自分をその対象に合わせて修正する働きを同化という。
- 自他が未分化なため、自分の視点や経験を中心にして、ものごとを捉えることを自己中心性という。
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この過去問の解説 (1件)
01
ピアジェの発生的認識論は頻出問題です。各段階の特徴を理解しておきましょう。
不適切です。
説明の段階は「感覚運動期」です。
0歳~2歳頃の子どもに該当し、頭で考えるよりも実際に触る等をして物の特徴を理解します。
適切です。
「前操作期」は2歳~7歳頃が該当します。
頭の中でイメージや表象を用いて考えたり行動したりするようになり、ごっこ遊びが可能になります。
不適切です。
形式的操作期は11歳、12歳以降を指します。
説明の段階は「具体的操作期」に相当します。この時期になると
自分と違う位置から”もの”がどう見えるかを想像することができるようになります。
これを脱中心化といいます。
不適切です。
同化とは、自分の持っている概念に環境を取り込むことです。
設問の解答は「調節」です。
調節とは、自分の持っている概念を環境に合わせて変えることです。
適切です。
「前操作期」の子どもの特徴です。
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