保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問105 (子どもの保健 問5)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問105(子どもの保健 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の生理機能に関する数値のうち、年齢とともに、多くなる、もしくは大きくなるものを1つ選びなさい。
  • 脈拍数
  • 体重に占める水分の割合
  • 体重あたりの体表面積
  • 呼吸数
  • 血圧

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この過去問の解説 (3件)

01

子どもの方が多いもしくは大きい数値を考えていきます。

選択肢1. 脈拍数

×:

年齢が上がるほど脈拍数は少なくなります。

1歳未満の脈拍数は1秒間に2回ほどなので120~140回/分です。

大人になると60~80回/分ほどになります。

首や手首などから計測できます。

選択肢2. 体重に占める水分の割合

×:

年齢が上がるほど水分の割合は減ります。

子どもは大人よりも多く汗をかきます。

そのため必要となる水分量も多くなります。

乳児期では約75%ありますが、

大人になると55~60%ほどになります。

選択肢3. 体重あたりの体表面積

×:

年齢が上がるほど体表面積は小さくなります。

新生児の体表面積は大人の3倍ほどあります。

体表面積は代謝量とも関係性があるため、

熱が体から出やすい(代謝がよい)子どもは暑さに強くなります。

体が大きい人ほど暑さに弱く寒さに強いのは、体から熱が出にくいためです。

動物でも同じことがいえます。

選択肢4. 呼吸数

×:

年齢が上がるほど呼吸数は少なくなります。

子どもの肺は小さいので1回で交換できる息の量が少ないです。

子どもが20~40回/分に対して、大人は16~18回/分ほどです。

胸やお腹の動きから確認できます。

選択肢5. 血圧

〇:

年齢が上がるほど血圧は高くなります。

子どもは血液の量が少ないため血圧は大人よりも低くなります。

体重や身長などによって基準となる目安が異なります。

生活習慣や遺伝によっても数値が変わりやすいです。

まとめ

黄色でマークしてあるポイントをおさえておきましょう。

自分の体に置き換えて、成長した体から未熟な体に逆算して考えてみてもいいかもしれません。

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02

生理機能の年齢差に関する出題です。

選択肢1. 脈拍数

脈拍数は歳を取るほどに少なくなります。

選択肢2. 体重に占める水分の割合

体重に占める水分の割合は年齢を重ねると少なくなります。

選択肢3. 体重あたりの体表面積

体重あたりの体表面積は歳を取るほどに小さくなります。

選択肢4. 呼吸数

呼吸数は年齢を重ねると少なくなります。

選択肢5. 血圧

適切です。

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03

生理機能に関する問題です。

選択肢1. 脈拍数

不適切です。

脈拍は年齢が低いほど速く、高齢になると遅くなります。

選択肢2. 体重に占める水分の割合

不適切です。

新生児が約70〜80%で、成人になると約60%となります。水分の割合は年齢とともに減少します。

選択肢3. 体重あたりの体表面積

不適切です。

幼児は体が小さいのに体表面積が比較的大きいため、体重あたりでは高くなります。体重当たりの体表面積は、年齢とともに相対的に小さくなります。

選択肢4. 呼吸数

不適切です。

乳児期は多く(約40〜50回/分)、成人では12〜20回/分程度となり、呼吸数は年齢とともに減少していきます。

選択肢5. 血圧

適切です。

新生児や乳児期は血圧が低く、成長とともに徐々に上昇します。成人になるとさらに高くなる傾向があります。

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