保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問106 (子どもの保健 問6)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問106(子どもの保健 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、0~1歳の乳幼児の発熱に関する特徴として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  体温調節が未熟なため、外気温が高かったり、衣類等を着せすぎたりすると体温が簡単に上昇するが、37.5℃以上になることはない。
B  生後初めて発熱した場合、突発性発疹の可能性を考える。
C  発熱時に熱性けいれんを起こす可能性がある時期である。
D  発熱に伴って目が充血している時は、まず最初に流行性角結膜炎を疑う。
E  発熱があり機嫌が悪く、耳をよく触る様子が見られる時は、中耳炎を疑う。
  • A:○  B:○  C:×  D:×  E:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○  E:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×  E:○
  • A:×  B:×  C:○  D:×  E:○
  • A:×  B:×  C:×  D:○  E:○

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この過去問の解説 (2件)

01

乳児の発熱について確認しましょう。

「〇〇ない/しない」などの否定の断定をするような文言が入っているときは、

該当しない場合が多いです。

 

A:×

乳児の平熱は高めで37℃台の子どももいます。

そのため37.5℃以上になることはよくあります。

平熱より1℃高いときに発熱を疑います。

 

B:〇

初めての発熱で突発性発疹が起こる場合が多いです。

2歳までにほとんどの子どもが発症するといわれています。

38℃以上の高熱が数日続いたあと、体に赤い発疹がでます。

 

C:〇

生後6か月ごろから5歳の子どもに起こる場合があります。

熱の上昇で体温が急激に変わるときに起きやすいです。

熱性けいれんの症状は通常2~3分ほどで治まります。

対応としては、のどが詰まらないよう顔を横に向けておきます。

また、けいれんし始めた時間、けいれんが継続した時間、

けいれんの様子などを記録しておくようにします。

 

D:×

流行性角結膜炎に発熱の症状はありません。

発熱と目の充血の症状があるのはアデノウイルス感染症やプール熱などです。

症状が似ている感染症もあるため、断定はせず疑う程度にしましょう。

 

E:〇

発熱と耳を触るほかに、呼びかけへの反応が悪く、

耳が聞こえづらい様子や耳だれがみられる時も中耳炎を疑います。

 

◇耳だれとは・・・

耳だれは耳の穴から液体や膿がでることです。

 

選択肢3. A:×  B:○  C:○  D:×  E:○

正しいです。

まとめ

乳児期は体温調整が未熟であること、免疫ができていないことで、

さまざまな感染症に特にかかりやすい時期です。

唾液や接触で感染する感染症も多くあるため、保育所では、

玩具や共用するものをこまめに消毒しています。

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02

0~1歳の乳幼児の発熱に関する特徴についての設問です。

 

A 不適切です。

乳幼児の体温は簡単に上昇し、37.5℃以上になることもあります。

 

B 適切です。

設問のとおりです。

 

C 適切です。

設問のとおりです。

 

D 不適切です。

流行性角結膜炎は発熱しません。

 

E 適切です。

設問のとおりです。

選択肢3. A:×  B:○  C:○  D:×  E:○

適切です。

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